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忘れられない思い出 ページ44
♡
「……ねぇ」
「な、なんですか？」
今度は花火に見入っていて、反応が遅れて慌てて返事をする。
少しの間のあと、雲雀さんが呟いた。
「浴衣、似合ってる」
「……へ」
夢にも思わなかった言葉を聞いて、唖然とする。
もしかして、強めの幻覚でも見ているのだろうか。
私もあの不良達みたいに、お祭りムードに夢見心地なのかもしれない。きっとそうだ。
「夢か…」
雲雀さんが秘密の花火スポットに連れてきてくれる辺りから夢だったのだ。
うんうん、そういうオチだろう。
「何言ってんの」
「あはは、雲雀さんがそんなこと言うなんて、夢に違いないですもん」
夢でも赤くなって彼の顔が見れないのは、勘弁して欲しい。
夢とはいえ真隣で、浴衣似合ってるとか言われてしまったのだから。
「ふぅん」
と、その瞬間
「＿＿え＿」
「…これで、夢じゃないってわかった？」
唇が、触れていた。
目の前には、いつもの端正な顔がある。
♡
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くらら(プロフ) - たくあんさん» ありがとうございます！ (2019年4月27日 23時) (
レス) id: a6342bde11 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん - 最近雲雀さん不足だったから嬉しい…(´･∀･`)更新頑張ってください(●´▽`●) (2019年4月27日 0時) (レス) id: a353fd29dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろこ | 作成日時：2019年4月14日 21時
