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「ん……？」
目を覚ますと、なぜか私は、誰かに寄りかかって寝ていた。
「やあ、よく眠れた？」
真隣から聞こえた低い声。
既に聞き慣れたこの声は紛れもなく＿＿
「ひ、雲雀さん！」
ということは、私は今まで雲雀さんに寄りかかって眠っていたことに……！？
「かっ、肩を借して頂きましたでございますかっ！？」
恐らく顔面蒼白なまま慌てて訊ねると、もはや日本語になっていない言葉が飛び出した。
＿＿＿うああああ何言ってんの私！！
「…なにを言いたいのか解らないけど、今まで君に肩を借していたのは僕だよ」
「デスヨネ。」
相も変わらず淡々と事実を述べられる。
しかし、寝る前に私は雲雀さんに膝枕をしていたはずで。
「なんでさっきまでの体制に……」
「気が付いたら君が眠ってたんだよ。疲れてるみたいだ。」
「そうですか…なんか迷惑をおかけしました……」
灰になりそうな勢いで謝ると、雲雀さんは何でもないような顔で心配を消してくれる。
「僕が勝手にした事さ。そろそろ応接室に戻ろう。」
そう言うと、貯水タンクからハシゴも使わず優雅に飛び降り、タンクの上にいる私を見た。
まるで、君も降りないの、とでも言いたげに。
「あ、はいっ。」
もちろん、ずっこけたのは言うまでもない。
♡
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くらら(プロフ) - たくあんさん» ありがとうございます！ (2019年4月27日 23時) (
レス) id: a6342bde11 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん - 最近雲雀さん不足だったから嬉しい…(´･∀･`)更新頑張ってください(●´▽`●) (2019年4月27日 0時) (レス) id: a353fd29dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろこ | 作成日時：2019年4月14日 21時
