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「……」
「……」
お互い無言の睨み合いが続く、なんとも気まづい雰囲気
「あの、さっきから誰に対して怒ってるのか分からないんですけど貴方誰ですか?」
このまま睨み合いが続くのも面倒だと感じ自分から口を割る。
本当に誰なんだ、この男は。
「俺ァ、新撰組の沖田総悟ですぜィ」
「新撰組?」
「あんた新撰組も知らねぇのかィ?その様子だと天人か何かですかィ?」
「夜兎です」
「は?」
「だから夜兎です」
夜兎、と口にすると面白い事に目を見開かせて驚く男。
ま、天人最強と言われてる族が目の前にいるなんて吃驚するだろう。
.
「そりゃあ俺だって勘違いしやすぜィ」
「勘違い?
あぁ、もしかしてクソチャイナさんとですか?」
「あぁ、後ろ姿がそいつそのものだったぜィ。
しかも族も一緒とは驚きやしたァ」
「え?」
頭がフリーズする。ちょっと待って。
クソチャイナに凶器番傘。それに夜兎族。
「ね、ねぇ!貴方が言うそのクソチャイナってもしかして神楽って言う名前の人!?」
「…こりゃあまた驚きやしたァ。あんたあのクソチャイナと知り合いかィ」
ビンゴ。やっぱり神楽ちゃんだ。
「うん、あたし神楽ちゃんの幼馴染なの。
ところで、神楽ちゃんはクソチャイナなんかじゃないからね」
笑顔でクソチャイナを否定する。
なんたって神楽ちゃんは可愛いんだからね。
「可愛くても俺の中ではクソチャイナに変わりないですぜィ」
「…総二郎君だっけ?その顔でそんな生意気なんだね」
「総悟ですぜィ」
こいつ、絶対サディスティックだ。
さっきの発言といいこの顔といい、神楽ちゃんとは仲が悪そうだ。
「あ、ねぇ神楽ちゃんが今どこにいるかわかる?」
「あいつなら万事屋ってゆー通称''バカ軍団''がいるところで居候してやすぜィ」
「ふーん…ねぇその万事屋ってとこまで案内してよ」
「いいですぜィ。丁度俺も旦那に用事がありやすんでねィ」
「ほんと!?ありがとう!えっと…総五郎君」
「総悟ですぜィ
そういや、あんた名前何て言うんですかィ?」
「私?あ、そーいえばまだ教えてなかったね
Aだよ。よろしくね沖田さん」
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カノン(プロフ) - 神音さん» 私自身も、初々しい沖田を重視して書いていたのでそう感じて頂けてとても嬉しいです!素敵なコメントありがとうございます! (2018年10月7日 14時) (レス) id: ebcb9d0b32 (このIDを非表示/違反報告)
神音 - ああああ!沖田がカッコ良すぎます!この小説の沖田大好きです!初々しい感じが堪らん、) (2018年10月7日 1時) (レス) id: 6427200cb8 (このIDを非表示/違反報告)
カノン(プロフ) - みぃなさん» そういっていただけると、とても嬉しいです!これからも頑張りますので是非愛読お願いしますm(_ _)m (2018年10月1日 7時) (レス) id: ebcb9d0b32 (このIDを非表示/違反報告)
みぃな - カノンさんの小説はいつ読んでも最高です!更新待ってます! (2018年9月30日 23時) (レス) id: 6427200cb8 (このIDを非表示/違反報告)
カノン(プロフ) - 雪柳.さん» あああ!私としたことがバリバリ変換ミスしていました(汗)ご指摘ありがとうございます^^*これからも読んでいただけると嬉しいです! (2018年9月30日 1時) (レス) id: ebcb9d0b32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カノン | 作成日時:2018年9月24日 20時