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先生 (トミー) 9 ページ13

あの子だって先生のことが好きで
先生に振り向いてもらうために、必死だったんだ


きっと

好きで好きで、たまらなかったから


だったら私も…

少しでも見てもらえるように…

「なぁ、A
あいつの気持ちが分かるって…どういうこと?」

先生の少し熱を帯びた瞳に私の頬まで熱を感じる

「私……富永先生のこと…が…
入学式の日から…ずっと…す…っ!?」

そう言おうとした瞬間、富永先生が私の口を
手で塞ぎ、勢いで倒れそうになった私を
ファイルの持つ手で、グッと富永先生の胸に
引き寄せられる

驚く私にそっと耳打ちするかのように

「静かにして」

そう言うと、さらに私を引き寄せる腕に力が入る

はたから見たら、抱きしめられているような
この体勢に心臓が張り裂けそうだった

そんな状況なのに
先生の体温がとても心地よくて
先生の鼓動も、心なしか早いような気がした。

少し経って、こっちに向かってくる足音が
聞こえて来た。

そういえば、旧校舎には陸上部の物置用の
倉庫があるんだっけ

そう思っていると、近かづいていた足音が
今度は遠ざかって行った

遠ざかって行ったのがが分かったのか
先生は私の口を塞ぐ手を私の頭へと移動させ
そのまま優しく、ぽんぽんと撫でた

「ごめんな、いきなり」

「あの…先生…私…先生のこと…」

片方の手で私を力強く抱きしめる先生を
見つめると、私の頭が先生の胸に
ぎゅっと埋まるように強く抱きしめられた

「A、その言葉の続きは
Aが卒業してからでもいいか…?」

「…え?」

「俺は教師で、Aは生徒だ
…だから、今もし仮にAに気持ちを
伝えられたとしても、答えられない。
誰かにバレても厄介なことになる

だから、卒業してもその気持ちが変わらなかったら
ちゃんとまた伝えてほしい」

そう言う先生の胸は、暖かくて
早鐘のように高鳴っていた

「先生…わかりました
卒業式の日にここで必ず…先生に伝えます


…だから離してください…恥ずかしいです」


そう言うと先生は、本当に小さな声で



「誰もこねぇから…来たら離れるから…今だけ…」


と言って、更に私をギュッと抱きしめた。



先生、私…自惚れていいんですよね



そう思いながら
先生の体をギュッと抱きしめ返した

先生 (トミー) 10→←先生 (トミー) 8



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マリン - シンデレラの話すごく良かったです!あとリクエストなんですけど、カンタくんとみんなには秘密で付き合ってる設定の話が見てみたいです!出来たらでいいのでお願いします! (4月30日 19時) (レス) id: f743f30378 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 最高過ぎました!!トミーさんのもっとみたいです!! (4月22日 17時) (レス) id: 5fbdf69980 (このIDを非表示/違反報告)
ふなっちぃ(プロフ) - 匿名さん» コメントありがとうございます。すぐに対応させていただきました。 (4月22日 16時) (レス) id: 7686772828 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - この作品はオリジナルフラグ対象作品ではありませんのでオリジナルフラグを外してください。 (4月22日 16時) (レス) id: 34346084b5 (このIDを非表示/違反報告)
黄色 - 良かったです。これからも頑張ってくださち (4月22日 16時) (レス) id: 2a718ccb0f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふなっちぃ | 作成日時:2017年4月20日 15時

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