偽モノ関係

３２. ページ31

JKside









「ヒョンだったらAヌナを幸せに出来るでしょ ？」









本当は 、言いたくない


こんな 、ヌナとヒョンの仲を取り持つ事なんてしたくない









TH「ジョングガ 、お前 …」


「いいから 、早く行ってよ」









表情が見えないように下を向く









「今 行かないなら 、


ヌナは 俺がもらうから 。」









これは本音だった


本当は今からでもヌナを拐いたいけど …









テヒョニヒョンを想って泣くAヌナなんて 、


もう見たくはなくて 。









もう 、涙なんか流して欲しくはなくて 。









TH「… ありがとう」









そう言って走っていくヒョンは


本当に 、嘘でもからかってる訳ではなくて 、


本当に 本当に かっこよくて


その背中は 王子様 みたいだった 。









… なんて 、男が言うとか気持ち悪いか 、









.









ねぇ 、









.









.









「Aヌナ … 好きでした」









声に出して見ると 、それはそれは簡単な事で 。







でも 好きでした 、なんて 過去の事にするなんて


俺には 、出来る … ？

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