8-15 〜広臣〜 ページ15
「おーい
ふじさーん」
車に乗ろうとするといきなり叫び出すAに
笑っちゃう
もう泣かないって言ったA
いつここに1人で来て車ん中で泣いてたんだか
俺と付き合ってからも？
だったら俺の前で泣けばいいのに
ったく1人で泣くなっての
ほんとバカなんだから
それでも自分がしっかりしなきゃって思いだったんだよな
これからは俺がいる。ジュニアもいる。
残念ながら、ジュニア1人しか子供産めないけど
3人で仲良く家族やってこうな。
それから
ジュニアが産まれる前に俺がしなければならないことのもうひとつ
「あらー久しぶり
広臣くん元気だった？
Aは…
あーらずいぶんとお腹大きくなったわね」
「うん。もう重くて妊婦辞めたい気分」
「なに言ってんの
産む前より産んだ後のが大変なんだから
そこは覚悟しときなさい」
「えーそうなの？」
「そうよ
まー中入って入って
広臣くんもほら入んなさい」
「はい。お邪魔します」
そう言ってAっち実家に上がる
リビングに入ると
「わー大きくなったね
こうたん」
脩んとこの2人目の子
Aが切迫流産かもって入院している間に産まれた男の子"脩昂"(しゅうこう)くんで、こうたんらしい
名付け親はてらしゅうだから、エリーと一緒の昂は偶然だよな
そのこうたんが小さなベビーベッドで寝ていて
それ見たAはにっこにこ
「もうどれくらいだっけ？」
Aに聞くと
「もう半年経つっけ？」
Aがお母さんに聞く
「うん。半年経ったよ」
「でもよく寝てるね
腕上にあげちゃって可愛いなー」
「やっと寝たのよこの子
ももと違って、男の子はグズグズして手が掛かるわ。
脩の時もそうだったけど、Aが手が掛からなかった分 脩は大変だったんだから」
「へー私はお利口だったんだ」
「赤ちゃんのときはね」
こうして有紗が店に出て、お母さんが孫の面倒を見ているここの家
有紗は助かってると思う
で、Aは…
「あっ広臣くん
赤ちゃんの面倒は私見るから
何も心配いらないからね
広臣くんはA頼むわね
この子広臣くん居ないと寂しくて死んじゃうから」
「やだ。私はうさぎじゃありません」
それで笑ってるお母さんだけど
やはり分かってた。俺が何しに来たか
Aが無事子供産んだらそのまま子宮を摘出する手術になるから、その間子供を見ていてほしいってお願いしに来たこと
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 797人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
chiharu(プロフ) - けいちゃんさん» はーい！そうさせていただきますわ。いつもくだらない私に付き合っていただき、ありがとうです。気まぐれ思いつき…これからもお付き合いよろしくです(o^^o) (2019年9月1日 10時) (
レス) id: d2cf94a26d (このIDを非表示/違反報告)
chiharu(プロフ) - 1980noさん» はいっ本当にいつもありがとうございまーす(^^)この夫婦、私も大好きなんで…パッと思いついたらね、行かせていただきます(o^^o) (2019年9月1日 10時) (レス) id: d2cf94a26d (このIDを非表示/違反報告)
chiharu(プロフ) - myukavvmさん» ありがとうございます！嬉しいですわ(^^)ちょっと考えさせてくださいな。これからもよろしくです(o^^o) (2019年9月1日 10時) (レス) id: d2cf94a26d (このIDを非表示/違反報告)
chiharu(プロフ) - nori_3jsbさん» はじめまして(o^^o)ありがとうございます！はいっ続き行きたいんです…よ(笑)どうしようか…どう持ってくか…ちょい悩み中です(o^^o) (2019年9月1日 10時) (レス) id: d2cf94a26d (このIDを非表示/違反報告)
けいちゃん(プロフ) - 無理せず、ノンビリと！待ってます！ (2019年8月30日 22時) (レス) id: f3039bc482 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：chiharu
| 作成日時：2019年8月8日 12時
