俺たちのマネージャーは謎が多い【ハイキュー×暗殺教室】

37日目 ページ40

GW後のoffの休日。

今日は体育館が点検だとかで使えないかららしい。

カラコンはせず、眉毛も色は変えずに薄化粧をして美容室に行く。

「今日はどうされますか？」

「黒染めをブリーチしてもらいたくて、カットはお任せします。」

店員さんは私の話を聞きながら髪を見ている。

「地毛はブロンドなのね、

少し赤みが残ってグラデーションになっちゃうけど大丈夫？」

数時間後、

「こんな感じで大丈夫かしら？」

「はい、」

派手目な服に合うように髪をセットしてもらい、時間を見ると約束の時間までまだ余裕があった。

約束の場所はまさかの、磯貝がバイトをしている駅前のあのカフェ(18日目参照)だ。

店に入るとやはり磯貝がいた。

「いらっしゃいませ、って、髪！？」

「みんな前のほうが良いっていうから戻しちゃった」

どう？と首をかしげるとイケメンスマイルで似合ってるよと返ってきた。

「後二人来るから」

「わかった、じゃあ、席までご案内します。」

一つ一つの動作がイケメンでむかつく。

紅茶とおすすめのケーキを頼んで二人を待つ。

スマホで時間を確認すると約束の時間まであと30分ほど、

本でも読んでいようとスマホをバッグに戻そうとするとメッセージが届いた。

まっつん悪い、及川に捕まった

まっつん及川と岩泉いるけど大丈夫か?

マジか、磯貝に人が増えること言っとこう。

泥棒猫私は大丈夫ですよ!

「店員さん、待ち合わせの人、二人増えました。男子高校生が4人ほど来ます。」

食器を運んでいる磯貝に声をかける。

「かしこまりました。」

戻ってきた磯貝は隣の二人掛けのテーブルをくっつけた。

「ありがとうございまーす。」

「はいはい、Aはきちんとお昼食べろよ、」

なぜバレた。

「じゃあ、、、サンドイッチください。」

メニューにあったサンドイッチを注文すると磯貝は満足げに厨房に行った。

ケーキの後にサンドイッチを食べるのは逆な気がするが、、、まぁいいか。

サンドイッチを頬張りながらふと、窓の外に目がいった。

月だ。

数か月前までの日常が頭に浮かぶ。

私も、だいぶ変わったよな。

最後の一口を食べようとしたとき、ちょうどお店のドアが開いた。

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