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永瀬side
永「…しょお、起きた?」
平「…うん」
紫耀が泣き疲れて眠った後、俺はベッドのそばに腰掛けてしばらくその寝顔を見つめていた。
今日はオフやし、帰ってやることもないし、それに…
一人にはしたくなかったし。
眠ってから2時間くらいが経った頃かな。
紫耀の瞼がうっすらと開いた。
平「…れん」
永「ん?しんどくない?瞼痛いとかもない?」
平「瞼?……あっ、、大丈夫…」
泣いたことを思い出したんか顔がボッと赤くなって小さく大丈夫って笑
照れとる笑
永「少しはスッキリした?」
平「…ん、、ありがと…」
永「えーの。絶対しょおを一人になんてせぇへんから。ちゃんと俺らを頼ってな」
平「うん…」
ここしばらく沈んだような暗い表情ばっかやったけど、少し晴れやかな何かが落ちたようなスッキリとした表情に変わった。
引っかかってた棘が抜けたんかな。
それならよかった。
平「…俺、今日も入院なの?」
永「いや、目が覚めたら帰っていいってさ。どう?もう少し休んでからにする?」
平「ううん、、帰りたい」
永「そっか。じゃあ帰ろう」
一人で歩けるとか言うけど小鹿みたいに足元フラフラしとって、心配すぎてどうにも見てられへんから俺がおぶることにした。
やっぱ、、痩せたなぁ。
俺でも正直余裕やもん。
平「…ごめんね」
永「ん?なにが?」
平「…おんぶ」
永「あー、こんなん楽勝やし」
先生にお礼を言い、タクシーを拾って自宅に帰るとなぜかみんながおって、バタバタと玄関に走ってきた。
永「は?」
4「「おかえりしょう!!」」
平「ただいま」
永「ちょっ、待って待って。みんな仕事は?なんでおんの?」
神「んー、実はね、みんなお休みにしてもらっちゃった!」
高「ちゃった!えへっ♪」
永「えへ♪やないねん!はっ?なんで?」
岩「だってしょおが心配だったしー」
岸「俺らも病院行こうとしてたとこなんだよ」
いや答えになってへんから。
はぁー、、たくっ、こいつらは。
とりあえず玄関から移動し、ソファに紫耀を下ろした。
平「みんな、心配かけてごめん」
高「んーん、しょお、一人で苦しかったよね」
岩「支えてあげられなくてごめん」
神「これからはもっと俺らを頼ってね」
平「みんな…」
まぁ、みんなも心配してたんやんな。
永「俺らはしょおの味方やから」
岸「おう」
平「ありがとう」
どんな辛いことやって、みんなで乗り越えていこう。
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晴はる(プロフ) - あやねさん» あやねさん、いつもお読みいただきありがとうございます(^^)コメントもありがとうございます!もう少しお待ちくださいね!お話考えておりますので(*'ω'*) (2022年9月17日 6時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
あやね - 新しいお話楽しみにしてます! (2022年9月17日 2時) (レス) @page50 id: f466d19626 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - みとろちっくさん» みとろちっくさん!早速感想いただきありがとうございます(*^◯^*)そう言っていただけてよかったです!安心しました笑!なかなか悩みながらでしたので…。是非これからも読み続けてやってくださいっ\(//∇//)\ (2022年9月16日 10時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
みとろちっく(プロフ) - 毎日毎日更新ありがとうございました!もうっすんごいいいお話で、、これからも読み続けさせてください!! (2022年9月16日 6時) (レス) @page50 id: 36f440d8fc (このIDを非表示/違反報告)
白ごはん(プロフ) - 晴はるさん» ありがとうございます!しょうれんいいですよね〜😍よろしくお願いします🙇 (2022年8月29日 15時) (レス) id: 5bd64ff53a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:晴はる | 作成日時:2022年8月3日 1時