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永瀬side
俺は何も見えてなかった。
自分のことばっかりで、紫耀にイライラして噛みついて。
紫耀はきっとしんどかったはずやのに。
岩「れん、そばにいてあげて」
永「でも、、俺っ…しょおを追い詰めて…」
こんな俺に、紫耀のそばにいる資格なんか…
岩「れんだけじゃない。俺らみんなだよ。体調に気がついてあげられなかった」
永「俺、、自分のことばっかりで…」
岩「そりゃあそうだよ。れんだって体調崩してしんどかったんだから。ね?だからこそ周りの俺らがちゃんと気づいてやらないといけなかったんだ。れんは悪くない」
顔を上げ玄樹の顔を見ると、悔しそうに唇を噛んでいた。
そうやんな、後悔してるんは俺だけやない。
みんな、同じ思いでいるんや。
岩「れん」
永「…わかった」
玄樹は握っていた紫耀の手を俺に渡してきた。
平「はぁっはぁっ、、いっ…」
永「しょお、、ごめんな…」
未だ顔を歪めながら呼吸を荒くしている紫耀に声をかけ、そっと手を握った。
高「しょお、、俺も…ごめんね…」
永「海人…」
海人も悲しそうに紫耀のことを見つめてて、俺がしっかりしないとって。
ガチャ
岸「収録延期でいいってさ!」
岩「岸くんありがと」
スタッフさんとこに行ってた優太がしばらくして戻ってきて。
中止か。そりゃあそうよな。
紫耀、責めそうやな自分のこと。
岸「ザキヤマさんとひとりさんも心配してた。お大事にねってさ」
岩「そっか」
お2人には本当にお世話になってて、ご迷惑をおかけしてしまった。
ガチャ
神「マネさん着いたって!しょう連れて行こう」
岸「そうだな」
神「あっ、、眠れたんだ」
岩「うん、ついさっきね」
じんたちが戻ってくるのを待っていた間もしばらく唸っていた紫耀。
相当頭痛がひどいみたいで見てるのも可哀想やったけど、少しマシになったんかそのうち寝息が聞こえてきて、俺らは安心した。
岸「おいっしょ」
優太が起こさないようにそっと背負い、みんなでスタジオを後にした。
そのあと行った病院で、ストレスや疲れからくる頭痛だという衝撃の診断結果を聞き、みんな言葉を失ったまま自宅へと帰った。
岸「寝かせてくるわ」
岩「俺一応氷枕とか持っていくね」
神「…それにしても、、疲れやストレスで頭痛を引き起こすことなんてあるんだな」
永「…そうやな」
そうなるまでなんで気づいてやれんかったんか、ほんまに今は後悔しかない。
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晴はる(プロフ) - あやねさん» あやねさん、いつもお読みいただきありがとうございます(^^)コメントもありがとうございます!もう少しお待ちくださいね!お話考えておりますので(*'ω'*) (2022年9月17日 6時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
あやね - 新しいお話楽しみにしてます! (2022年9月17日 2時) (レス) @page50 id: f466d19626 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - みとろちっくさん» みとろちっくさん!早速感想いただきありがとうございます(*^◯^*)そう言っていただけてよかったです!安心しました笑!なかなか悩みながらでしたので…。是非これからも読み続けてやってくださいっ\(//∇//)\ (2022年9月16日 10時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
みとろちっく(プロフ) - 毎日毎日更新ありがとうございました!もうっすんごいいいお話で、、これからも読み続けさせてください!! (2022年9月16日 6時) (レス) @page50 id: 36f440d8fc (このIDを非表示/違反報告)
白ごはん(プロフ) - 晴はるさん» ありがとうございます!しょうれんいいですよね〜😍よろしくお願いします🙇 (2022年8月29日 15時) (レス) id: 5bd64ff53a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:晴はる | 作成日時:2022年8月3日 1時