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有岡side

ピンポーン


有「どうぞ〜」



数十分後、自宅のチャイムが鳴り、ロックを解除した。


意外と来るの早かったな。

もう少し遅いのかと思ってた。



ガチャ

知「おまたせ」

有「いや、全然待ってないけど笑」

山「あっほんと?」

有「もっと遅いのかと思ってたわ」



聞けば、そのまま食事はやめにして、何か買って俺の家で食べようという事になったらしい。

それならまず俺に相談しろよ笑



中「そういえば平野くんはどこにいるの?」

有「寝室で寝てる」

伊「熱は高いの?」

有「少しづつ下がってはきてるんだけどまだ高いかな」



ちょうどこいつらが来る前にそっと測ってみたら、38.2で。

少しだけ下がってた。



高「一応食えそうなもの買ってきたけどキッチン借りていい?」

有「おー」

中「俺も手伝うわ」

藪「冷蔵庫の中なんもないじゃん」

高「あれ、なべどこ?」

知「えっとね、棚の右から三番目の…」

有「ねぇ、ここ俺んちなんだけど笑」



なんだか好き勝手始めてるけど、まぁ平野くんのおかゆも作ってくれるらしいから大目に見てやろう。







有「ここにいたのか」

山「あっ、ごめんね勝手に」

有「いや、もう向こうで好き勝手始めてるやつらいるから気にしてないよ」

山「?」



ベッドのそばに屈んでいる山田の隣に俺も腰掛け、眠っている平野くんを覗き込んだ。



有「汗かいてるな」

山「うん。熱が下がり始めてる証拠だよ」



タオルでそっとぬぐっていると「ん…」と声を漏らして薄く瞳をのぞかせた。



有「平野くん起きた?」

平「…」

山「紫耀?」



怖がらせないように優しく声をかけていると、突然目に涙を溜め始めた。



平「ひっ…あっっく…」

有「うん、大丈夫だよー。ほらおいで」



手を伸ばしている平野くんを優しく抱き起こし胸の中に抱えると、ものすごい表情の山田と目があった。



山「ぇ…?」

平「うっ……けほけほ…」

有「まだしんどいよね。とんとんしとくから」

山「…ええっ?俺何見てるの?!」



まぁそういう反応にもなるか笑




ガチャ

知「だいきー、もう少しでお粥……えっ!!!」

藪「ん?どうした……ええっ!!」

八「なに?…えええーーーー!!!」

有「ちょっとお前らマジで黙って」



こいつらの大声のせいで平野くん震えちゃってるから。



有「ごめんね、びっくりしたね」

山「…えぇーーー……」




とりあえずこいつらは放っておいて、平野くんを落ち着かせよう。

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晴はる(プロフ) - あやねさん» あやねさん、いつもお読みいただきありがとうございます(^^)コメントもありがとうございます!もう少しお待ちくださいね!お話考えておりますので(*'ω'*) (2022年9月17日 6時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
あやね - 新しいお話楽しみにしてます! (2022年9月17日 2時) (レス) @page50 id: f466d19626 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - みとろちっくさん» みとろちっくさん!早速感想いただきありがとうございます(*^◯^*)そう言っていただけてよかったです!安心しました笑!なかなか悩みながらでしたので…。是非これからも読み続けてやってくださいっ\(//∇//)\ (2022年9月16日 10時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
みとろちっく(プロフ) - 毎日毎日更新ありがとうございました!もうっすんごいいいお話で、、これからも読み続けさせてください!! (2022年9月16日 6時) (レス) @page50 id: 36f440d8fc (このIDを非表示/違反報告)
白ごはん(プロフ) - 晴はるさん» ありがとうございます!しょうれんいいですよね〜😍よろしくお願いします🙇 (2022年8月29日 15時) (レス) id: 5bd64ff53a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:晴はる | 作成日時:2022年8月3日 1時

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