俺らが紫耀を守るから40

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神宮寺side

神「えっ…」

岸「なに？どした？」



スマホに届いていた海人からのメッセージ。

紫耀が…



神「しょうが…」

岩「しょおがなに？なんなのっ？」

神「目を覚ましたって…」

岸「まじかっ！！」

岩「しょおよかった！！」



３人で抱き合って安堵した。

犯人も捕まえることができたし、これで胸を張って紫耀のところに行ける。



マ「よし、病院に戻ろう」

３「「はい！」」



早くあいつの顔がみたい。

みんな同じ思いだったみたいで、急いで車に乗り込み病院へと向かった。



バタバタっ

高「あっみんな！」

神「しょうが目を覚ましたって…！」

岸「ほんとかっ？！」

高「うん、あっでもまた眠っちゃったんだけどね」

岩「あっそっか、、でもよかったほんと」



たしかに紫耀は眠っていた。

まぁ熱もあるし、体だってまだしんどいよな。



永「でも倒れたことは覚えてるみたいやったわ」

神「そっか」

高「それより……どうなったの？」



そうだ、ちゃんと２人にも話さないとな。



神「犯人たちは警察に捕まったよ。番組のADさんだった。元々しょおのことが嫌いで、マネさんから受け取ったアレルギー情報を書き換えたらしい」

永「…なんやねんそれ……。ほんま、最低やん…」



廉と海人の顔はわかりやすく歪んだ。

そうだよな、俺らだって怒りが爆発しそうでたまらなかった。そんな身勝手な理由で紫耀は命の危機にさらされたんだから。



マ「けどもう二度と会うことはない。安心していいからな」

永「はい」

高「もう、俺ら連絡待ってたのに何もくれないんだから…」

神「あっ、、ごめん忘れてた。早く戻ってくるのに必死で」

高「んー、まぁいいけどさ。ありがとね３人とも」

岩「んーん、しょおのためだもん」



メンバーのためならなんだってできる。
きっと全員同じ考えだと思う。


それからは俺ら全員で紫耀のそばについていた。
マネさんは警察や事務所に説明しに行かないといけなくて、バタバタと出て行った。



岩「しょお起きないね」



おでこに触れるとじんわりと熱が伝わってきて。
顔だってまだ赤みを帯びている。

呼吸困難を起こすほどだったんだから仕方ない。

本当は今日退院の予定だったんだけど、夜中のこともあるしってことで、もう一晩入院して様子を見ましょうと先生から言われた。

たしかにその方が俺らも安心だ。



平「…んっ…」

神「あっ、起きる？」



全員で覗き込んでいると、ゆっくりと目が開いた。

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