俺らが紫耀を守るから40

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岸side

岸「しょうー、来たぞー」



翌日、全員での仕事がなくなった関係で俺らは朝から病院に来た。

紫耀はまだ目を覚ましてないって。
マネさんが朝早く来てくれたみたいで連絡をくれた。



永「顔の赤みは少しひいたな」

岩「うん、よかった」

永「けどまだ熱は高いか…」

高「酸素マスクはまだしてなきゃいけないのかな…」



紫耀にはデカすぎる酸素マスクはすごい邪魔そう。



マ「実はな…さっき看護師さんから聞いたんだけど、夜中少し呼吸が不規則になったらしくて…」

神「えっ…！」



巡回をしていた看護師さんが紫耀の病室から不規則な音がするのを聞いて、中を覗くと過呼吸のようになっている紫耀を発見したらしい。

そっか、苦しかったよな。

よく頑張った。



マ「アレルギーは本当になめたらだめだからな」

永「たしかにそうっすよね…」



ただ…俺らが気になっているのは、、



岸「マネさん、……聞きたいことがあります」

マ「ん？」



実は昨夜、帰ってから全員で話し合ったんだ。

何かがおかしい。
紫耀に何が起きたのか突き止めなくちゃいけないって。



岸「詳しく聞かせてください。スタッフさんにアレルギーの食材を教えた時のこと」

マ「…ああ、もちろんだ」



どうやらマネさんもおかしいと思っていたらしい。

少し離れたソファに俺とマネさん、じんと海人が座り、廉と玄樹はベッドの横からこちらに視線を向ける。



マ「伝えたのは一週間前だ。番組で料理を食べる場面があるからアレルギーで食べられないものは教えてほしいと言われた。俺ももちろん把握してたし、特に平野はアレルギーのある物が多いから事細かく紙に書いてスタッフさんに送ったんだ。前にカニは症状が出やすいって聞いてたからより事細かく書いた。そのあと電話でも話したから受け取ってるのは間違いない。それなのに…」



出てきたのはカニたっぷりの料理だった。



神「どういうことだよ…」

高「絶対何かがおかしいよ」

永「仕組まれた感じがする…」

岸「え？」

永「誰かが、仕組んでしょおをこんな目に合わせた。そう思えてならへん」

岩「…うん、俺もそう思う」

マ「でもスタッフさん達を証拠もなく疑うことはできない」

岸「そうっすよね…」



証拠を見つけなければならないか。

でもどうやって…



神「…俺、スタッフさんに聞いてみます。きっと裏に何かある。そんな気がしてならないから」

岸「うん、そうだな」



俺らで真相に辿り着いてやる。

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