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永瀬side
永「しょお、大丈夫か?」
慌ててその背中を追うと、さっきまでいた俺らの楽屋に着いた。
平「…ぇ、、なんで…?」
永「ええからちょっと座ろ」
ライトが眩しいのか頭に響くのか、目を細めながら振り向いた紫耀を、無理やりソファに座らせた。
平「いいから……戻って…」
永「頭痛?気持ち悪い?」
平「…ハァ……れん……いいから…」
永「ええから答えて。どこがしんどい?」
平「…はぁ……めまい…と…ちょっと…呼吸がしんどいだけ…」
俺が詰め寄るとようやく口を開いた。
結構しんどいとこあるんやん。
呼吸しんどいってギリギリのラインやでそれ。
永「めまいか。多分貧血やから横なって。電気暗くするな」
ソファに寝かせて電気を消してみる。
永「寒くない?」
平「…ん」
永「俺ここにおるからなんかあったら言って」
平「…寝てたら…治る…。れん、、ハァ……戻って…」
永「こんな状態でほっとけるわけないやん。じんたちが進めてくれてるから今は何も考えんな」
平「……ん」
少し様子見て大丈夫そうやったらみんなに伝えにいこ。
スマホ置いてきてもうたし。
・
永「しょお?」
平「…スー…スー…」
永「寝れたんやね」
しばらく暗い部屋でソファ前に座っていると、寝れたみたいで小さな寝息が耳に届いた。
永「ちょっと離れるな」
そっと声をかけ打ち合わせに戻ったら、すぐに駆け寄ってきたみんな。まぁ気になるよな。
永「大丈夫、今は寝てる」
高「そっか…」
休ませられただけよかった。
・
ついにやってきた……ライブ当日。
いつもは楽しみな俺らも今日ばかりは笑えへん。
説得して少しは食べてくれるようになったし、夜はすぐ寝かせるようにしたから顔色もマシなった。
マシなったけど…
マ「楽しんできてね」
神「はい」
マネさんに楽屋まで送ってもらい、ライブまでゆっくり過ごす。
見に来た家族や友達が楽屋まで来てくれたりはいつものこと。紫耀は誰も呼んでないみたいやけど。
コンコン
岸「あっはい」
ガチャ
ス「あのー、、平野さんに会いたいという方が来てて…」
平「…え?」
スタッフさんと出て行った紫耀。
なんやろ、、胸騒ぎがする。
バタバタっ
ガチャ
ス「みっ、皆さん…!」
岩「え?」
そのすぐ後、紫耀を連れて行ったスタッフさんが血相を変えて駆け込んできた。
ーー
まもなく39章終わります!
是非評価のほどよろしくお願いします!
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晴はる(プロフ) - あやねさん» あっそういうことだったんですね!そんなそんなっ、わざわざお礼なんて笑 コメントいただけるだけで嬉しいです(*^^*)ありがとうございます(^^) (2022年6月30日 0時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
あやね - 晴はるさん» リクエストのお礼をしようと思ったんですけど、返信するのが遅くなってしまいました。分かりづらくてすいません。これからも楽しみにしてます。 (2022年6月30日 0時) (レス) id: f466d19626 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - あやねさん» あやねさん、何のお礼か分からないですが、こちらこそいつもお読みいただきありがとうございます(#^.^#)これからも宜しくお願いします♪ (2022年6月29日 13時) (レス) id: 5b86a9a166 (このIDを非表示/違反報告)
あやね - 晴はるさん» ありがとうございます! (2022年6月29日 1時) (レス) id: f466d19626 (このIDを非表示/違反報告)
あやね - 晴はるさん、ありがとうございます。 (2022年6月29日 0時) (レス) id: f466d19626 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:晴はる | 作成日時:2022年5月16日 23時