俺らが紫耀を守るから38

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平野side

平「んっ…」

神「しょうっ、わかる？」

永「しょおっ」



あれ…



平「…けほっ、、俺…」

神「ここは病院だよ。しょう、高熱出てしんどそうだったから連れてきたんだ」

平「…高…熱……げほげほっ…」

永「大丈夫か？」



なんでこんなにしんどいんだろ。

昨日の深夜から急に震えが止まらなくなって、、
それからどうなったんだっけ。



永「しんどかったやろ？俺がそばにいるからな」

平「…れんく…けほっ、、じんくん…ごめんなさい…」

永「……あっ、、ううん…」

神「…まだしんどいでしょ？寝てていいからね」

平「…うん」



あれ？
俺が名前を呼んだら口籠った。

どうしてだろ…


あっ、、なんだか眠く…



平「…すー…」



いつのまにかまた眠りに落ちていた。




岸side

はぁっはぁっ…


バタバタっ

ガラッ


岸「しょうっ！！」

看「ちょっと、ここは病院ですよ！」

岸「あっ、、すみません」



紫耀の熱がやばくて病院に連れて行ったって聞いて、仕事終わりに慌てて病院まできた。

走ったから早速看護師さんに怒られたけど。



神「岸くん、お疲れ様」

岸「ああっ、、それよりしょうは？」

永「さっき目覚まして、また寝たところ」

岸「そっか」



熱が高いのか口には酸素マスク、あちこち冷やされていて点滴まで。

しんどいだろうな…


ガラッ


医「お待たせしました。平野さんの点滴が終わりましたら検査をしましょう」

神「わかりました」

岸「えっ検査って？」

神「あっ、記憶喪失になった原因を調べてくれるって」

岸「そうなんだ」



ちゃんと調べてもらえればわかるかもしれないし。

そのあと、点滴が終わるまで３人で待ってたけど紫耀が目を覚ますことはなかった。



看「終わりました」

医「じょあベッドを動かそう」

看「はい」

神「しょう…」



大丈夫だよな…
なんにもないよな…



永「病気とか、、ちゃうやんな…」

神「ああ、大丈夫」

永「そうよな…」



待っている間は不安で心配で。
たった一時間くらいが何時間にも感じた。



バタバタっ

高「みんな！」

岩「しょおはっ？！」

神「検査が終わって寝てる」

高「…そっか、よかった」



海人と玄樹が来たのは検査が終わってしばらくした頃だった。

２人も走ってきたみたい。



医「検査の結果は明日になりますので、また明日いらしてください」

神「わかりました」



紫耀も連れて帰っていいってことだったから、俺がおぶって病院を出た。

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