俺らが紫耀を守るから34

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有岡side

有「ふんふんふん♪…あれ？」



鼻歌まじりにスタジオの廊下を歩いていた。

そしたらたまたま通りかかった楽屋を思わず二度見。



有「平野くんいんじゃん」



「平野紫耀さま」の文字。

久々だな〜平野くん。
面白いんだよなぁー。
少しのぞいて行こっかな。



コンコン

ドアをノックして、にやける顔を堪えながら返事を待った。



有「……ん？」



返事がない…



コンコン
有「平野くーん？」



あれぇ？
いないのかな。



有「開けるよ？」

ガチャ



きっといないか寝てるんだろう。
そう思っていた。



有「…え！平野くんっ？！」

平「…んっ…」



ソファから落ちたのか、床に倒れている平野くんが目に飛び込んできた。



有「えっ、ちょっ…どうしたのっ？！」

平「…誰…」

有「俺っ、有岡！」

平「…有岡くっ……ゔっ…」



目の焦点がなかなか合わないと思っていた時、突然真っ青な顔で口を押さえてる。


口……えっ、口？！



有「ちょっと待って！！」



咄嗟に袋を探して、目についたゴミ箱を引き寄せた。



有「いいよ！」

平「…だ、、ぃじょぶ…です…」

有「いやいや、顔真っ青だよ？！」



このまま床に倒れさせてるままにはできないから、ソファに持ち上げたいんだけど俺一人じゃとても無理。

平野くんがっしりしてるから。
うん、誰か呼ぼう。



有「待っててね！」



慌てて楽屋を飛び出した。



はぁっはぁっはぁっ…


バタンっ


知「うおっ！びっくりしたなぁ」

有「知念きて！」

知「へ？」



とりあえず知念を連れて戻ってる最中、なにわ男子の長尾くんと大西くんにまさかの遭遇。
こんな偶然あるんだー…


ってそんな場合じゃない！



大「お疲れ様です」

長「どうしたんですか？」

有「ごめん２人もきて！」

大・長「「へ？」」



さらにおともをゲット！
３人を引き連れ平野くんの楽屋へと走る。



ガチャ
有「平野くん！」

知「ここって平野くんの楽屋？」

大「紫耀くんきてるんですか？」



何も知らない３人は、入ったと同時に顔色が変わった。



知「ちょっ、平野くんっ？！」

長「なんで倒れてるのっ！！」



相変わらず床の上に倒れたまま。
さっきと違うのは目を閉じていることと、顔がさらに青白くなっていること。

これマジでやばいんじゃ…



有「俺もわからないんだけど、とにかくソファに乗せるの手伝って！」

知「わっ、わかった」



４人で声を掛け合って、平野くんの体を持ち上げた。

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