俺らが紫耀を守るから29

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高橋side

高「いよいよ本番だね」

岩「緊張してきた…」

岸「俺なんて手汗ヤベェよ」

神「めっちゃぐちょぐちょじゃん笑」



待ちに待った舞台の本番当日。


緊張してるジュニアのみんなをリラックスさせるのも座長の仕事なんだけど、俺らも緊張してるっていう笑

しっかりしろ座長！



神「しょうとれんのやつ、またいないよ」

岸「またかよー。どこいったんだろ」



２人でいなくなることが増えた。

夜も２人だけ早めに部屋に行っちゃうし、仕事終わりは別々の仕事のはずなのに一緒に帰ってきたり。




まさか、、付き合ってる？



んなわけないか笑！




高「俺探してくる」

岩「はいよー」



気になって２人の姿を探した。



どこいったんだろ。

そろそろ準備しないと…



高「あっ」



通りかかった部屋の扉が少し開いていて、中から探していた人物の声がする。



高「なにここ？」



ここって控え室？


誰の控え室かは書かれていない。


中を覗いてみるとカーテンがかかっていて様子が見えない。

でも声は間違いなくここから。


ただの控え室じゃないよな。
なんか、胸騒ぎがする。



そーー…



忍足で中に入ってカーテンの隙間から様子を覗いてみた。



平「はぁっ…いっ…」

永「大丈夫大丈夫。すぐ痛みマシになるから」

高「えっ！」

永「えっ海人！！」



思わず声が出て尻餅をついた。



紫耀、なんで点滴受けてるの？

それにすごくしんどそう。



永「海人…なんでおるんや…」

平「かい…と…」

高「…ねぇ、、ねぇこれってどういうこと？しょお、なんで点滴を…？ねぇっ！」

永「…しょお、もう隠し通せへんよ」

平「……」

永「海人、みんなを呼んできてくれへん？」

高「…わかった」



訳がわからないけど、腰を上げて部屋を飛び出しみんなのところに走った。



はぁっはぁっ…



ガチャッ！



岸「びっくった！海人どうしたんだよ」

岩「れんたちいた？」

高「みんなっ、ちょっと来てっ！」

神「へ？」

高「早くっ！」



３人を引っ張ってさっきの部屋にまた走る。


早く行かないと。
俺も気になって仕方ないから。



はぁっはぁっ


ガラッ


高「連れてきた！」

永「しっ！」

高「えっ」

岸「えっ、しょう？」

岩「なにこれ…」



紫耀はベッドの上で眠ってしまったようだった。
廉がそっと布団をかけている。



神「れん、これどういうこと？」

永「話すわ」



俺らはベッドの周りに集まって、廉の話に耳を傾けた。

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