俺らが紫耀を守るから29

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永瀬side

高「俺、ちゃんとしょおが起きたら謝る」

岩「それがいいね」

岸「きっと、大丈夫だよ」

高「うん」



２人に何があったかちゃんとは知らんけど、きっと海人と紫耀なら大丈夫や。

どれだけお前らのこと見てきたと思ってるんよ。
間違いないわ。



神「そろそろ点滴終わると思うから、連れて帰る準備しようか」

永「せやな」



点滴したいうても熱があることには変わりない。
今も眠ってる顔はピンク色。

ぐったりしとるし、目が覚めても歩くのは無理やろう。



永「優太」

岸「わかってるって。俺が背負うんだろ？任せろ！」

永「さすがやん」



筋肉モンスターの紫耀を背負うんは優太が適任。









神「マネさんには俺からも連絡しといたよ」

岩「ありがと。なんだって？」

神「しばらく休みでいいってさ。最近詰め詰めだったからって。でも…」

岩「でも？」

神「俺たちは…仕事。しかも早朝から…」

岸「だよなぁ…だと思った」



みんなでついててやりたかったけど、やっぱり無理やったか。



神「あっでもね！」

永「俺、しょおの様子見てくるわ」

神「えっ、あっあの…」

高「俺も行く」



そっと後をついてくる海人と一緒に紫耀の部屋へと向かった。



高「しょお、冷えピタ替えようね」



あれから一度も起きずに眠ったまま。

交代で様子を見にきては、冷えピタ替えたり汗を拭ったり。
ほんまは起こして薬飲ませたいんやけど、よー眠ってるし。



平「けほけほっ…」

高「しょお…ごめんね…」

平「こほっ…すぅ…」

永「起きひんな」

高「…うん」



海人が寂しそうに紫耀の髪を撫でてる。
いつもと立場逆転やな。



永「なぁ海人」

高「…ん？」

永「俺さ、、しょおとおってええんかな」

高「え？」



俺、海人に何話してるん。



永「最近気づけんことが多いんよ。しょおの体調不良。前は俺が気づいて無理矢理にでも休ませたりしてたのに。最近は気づけない。それでしょおも無理して倒れて…」

高「違う！れんは悪くないっ！俺がっ…俺がもっと気づけるようになるからっ！」

永「海人…」

高「れんとしょおは、、一緒にいなきゃダメだよ！」

永「……ふっ、何熱くなってんねん。わかったわ」

高「…よかった」



怖い顔しとったくせにホッと表情が緩んだ。

やっぱガキや笑
でも海人のそういうところ、いいと思う。



永「…そういえばじん、さっき何を言おうとしてたんやろ」

高「えっ？あっそういえば」



また後で聞こ。

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