俺らが紫耀を守るから26

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平野side

平「れん、大丈夫？」

永「…やから…平気やこんなもんっ…ごほっ」

平「もう、どこが平気なの。ちゃんと大人しく寝ててよ」

永「けほっ、、わかっとるわ…」



こんな時でも強がるんだから。

でもやっぱりきつかったのか、すぐに眠りに落ちた。


ふぅ…俺も少し休もうかな。






平「…えっ、どうしたのっ！？」



座って一息ついていたら、２階に上がってきた神の背中を見て思わず駆け寄った。



神「玄樹。トイレで倒れてた。熱たけーわ」

平「うそ……玄樹まで…」



おでこに触れてみると確かに熱い。

廉と一緒くらいかな。



神「しょう、お前はなんともない？」

平「えっ、うん。大丈夫」

神「絶対無理すんなよ？とりあえず玄樹寝かせてくるわ」

平「おう、頼んだ」



これで俺以外全員か。
風邪かなり広がっちゃってるな。



そのまま部屋を出て、海人と岸くんの様子を見にいった。

うん、２人もぐっすり寝てる。

海人はまだ少し熱があるな。
岸くんも……まぁあるかなって感じ。

みんな疲れが溜まってたから、そのせいでっていうのもあるんだと思う。


早く良くなってね。



平「玄樹寝た？」

神「うん。いま寝たよ」



玄樹の部屋に入って神の隣に腰掛けた。



神「玄樹とれんまでとはね…」

平「ほんとにね」

神「しょう、ほんとに大丈夫なんだよな？」

平「だから大丈夫だって笑」

神「……ならいいけど」



俺ってこういう時の信用はないらしいからいつも疑われる。
廉なんて毎回尋問感ありまくりだから笑



平「それより、じんこそまだ熱あるでしょ？」

神「まぁ…。でもだいぶ下がったから」

平「俺がみんな見てるから寝ておいでよ。悪化したら嫌でしょ？」

神「…でも……、、ごめん。じゃあそうしていい？」

平「ああ。ちゃんと休んでよ」

神「ありがと」



神もやっぱり少し無理してたのか、のそのそと部屋に戻っていった。

まだしんどいだろうにあの状態で人の看病は無理だもんな。

俺がみんな見ればいい話だし。





その夜は寝ずに看病してた。

みんなの冷えピタ変えたり、水分取らせたり、熱測ってみたり。

いつも俺がみんなにしてもらってるから。
やっと恩返しできてる気がする。


でもやっぱり一人で５人は大変だな…笑



平「はぁ……ぁっ…」



…っぶねぇー、…階段から落ちそうになった。

なんだか足元がぐらぐらする。
なんだろう。



まぁいっか。


そのまま５人分の冷えピタを取りにリビングに向かった。

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