俺らが紫耀を守るから26

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岸side

岸「トイレっ、トイレっ…」



スタジオに車がついた瞬間、荷物を持って走り出した。


確かここにっ……よっしゃ！


中にバタバタと駆け込むと誰かとぶつかってしまった。



岸「すっ、すんませんっ！お怪我はっ……えっ、しょう？」

平「え…？」



ぶつかったのは紫耀。
よかった身内で…


ってそういうことじゃなかった。



岸「しょう悪りぃっ！終わったらいくらでも謝るから！」



謝りたい気持ちは山々だったが、とりあえず紫耀を残してやることを済ませた。



岸「ふぅ…しょう、悪かっ……あれ？」



出てきたらもう姿はなくて。

いつ出てった？
全然気がつかなかった。



岸「楽屋かな」



廊下を進み、「King&Prince様」と書かれたドアを開けると見えた顔にホッとする。

やっぱメンバーっていいよな。
もう家族みたいなもんだし。



岸「おう！って２人だけ？」

岩「なにそれ！俺たちじゃ不服なんですかー？」

岸「いやっ、そうじゃねーけど！」

神「れんと海人は前の仕事が押してるみたい」

岸「そうなんだ」



そういえば…あれ？



岸「なぁ、しょうは？」

岩「え…」

岸「ん？」

神「会わなかった？」

岸「トイレで会ったよ。でも出てきたらもういなくてさ。てっきり楽屋かなって」

岩「なんだか…嫌な予感がする」

岸「どういうこと？」



途端に顔色を変えた２人。
嫌な予感ってなんだ？



岸「なにかあったの？」

岩「どうだった？しょうの様子」

岸「様子？んー、、俺焦ってたからなぁ。よく見なかったよ」

神「何か話した？」

岸「いや、俺だけ話してたけど。えっ、なんなの？」

岩「……探そう」



立ち上がった玄樹と神がバタバタと楽屋を出ていくから、よく分からないけど俺もその後に続いた。



岸「なぁっ、探すってなんで？」

岩「しょお、様子おかしかったんだ。寝不足みたいで、さっきも寝ながらうなされてて」

神「俺こっち探すよ」

岸「お、おう！」



三方向に分かれて廊下を歩き回る。



岸「あいつ、どこ行ったんだ？」



廊下の途中まで来た時、奥の部屋からフラフラと出てくる人。
あの服……紫耀だ！



岸「しょう！」



俺に気がついていないのか、振り向くことなく行ってしまう。



岸「しょう！おいっ、しょうって！」

平「…えっ！！…あっ、岸くんか…」



触れた途端ビクついた体。

気のせい…じゃねーよな。


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みなさま！
赤星になりました！

いつも本当にありがとうございます(*'▽'*)

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