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高橋side
高「えっ…しょっ、しょおっ!!」
岸「しっかりしろっ!しょうっ!!」
レッスン中、振付師さんや俺らが話しかけても反応しなくなって、一点を見つめたまま動かなくなって、、そしたら突然崩れるように…
みんなバタバタと駆け寄って周りを囲んだ。
岩「しょおしっかりして!!」
振「平野っ!俺、医務室に先生いるか確認してくるから、みんなは平野とここにいて」
岸「わかりました!」
振付師さんは急いで確認しに行ってくれた。
平「はぁっ…はぁっ…」
神「すげぇ高熱…」
高「えっ!…うそっ…こんな状態でレッスン受けてたの?」
触ると信じられないくらい熱い。
ダンスしてたなんてとても信じられない。
神「ねぇれん、れんは何か知ってたんじゃないの?」
高「えっ?」
そういえばさっきから廉の声がしない。
顔を上げると、なんとも言えない表情をした廉が視界に映った。
岩「れん、もしかして気づいてたの?」
永「…」
岩「しょおが熱あること、知ってたの?」
永「ああ…」
神「なんで止めなかったんだよ!!止めてたらこんなことにっ…」
永「俺かって、、俺かて止めたっ!!倒れるから帰ろうって何度も何度も…!でも、しょおは聞く耳を持たんくて…。……いや、、俺が無理やりにでも帰らせればよかったんや。引っ張ってでも連れて帰ればよかった。ごめん…」
高「れん…」
廉は責任を感じてる。
唇を噛み締めながら俯いてる姿に胸が苦しくなった。
だって、俺は気づきもしなかったから。
いつもと違うなとは思ってたけど、まさか熱があったなんて…
神「いや、ごめん。俺は気づいてもなかったから、こんなこと言える資格ねーな」
岩「俺も…」
岸「俺もだ…」
そう、紫耀の体調に気づいてたのは廉だけ。
一気にみんな暗い表情になって空気も重くなる。
ガチャ
振「医務室に先生いたから、平野を運ぼう」
岸「あっ、はい!」
永「優太、俺が抱えてく」
岸「えっ、ああわかった」
未だ目を閉じ苦しそうに呼吸をしている紫耀を廉が抱え上げ、振付師さんと一緒にスタジオを出て行った。
高「様子が変なのはわかってたのに…」
岩「なんで、気づいてあげられなかったんだろ」
神「俺、親友なのに…」
岸「俺ら、何を見てたんだろうな…」
自分たちのことしか考えていなかった。
メンバーの異変にも気付かず。
紫耀はいつも俺らの異変に気づいてくれるのに…
こんな自分、本当にかっこ悪い。
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晴はる(プロフ) - さきさん» さきさん、リクエストありがとうございます!承知いたしました!お話考えてみますね(*^ω^*) (2020年6月15日 14時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
さき - リクエストいいですか?紫耀くん高熱の山田涼介くんへ甘えたお願いしてもいいですか? (2020年6月15日 12時) (レス) id: 7b58fedff1 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - 赤西 仁さん» そうです。紫耀くんが好きです!じゃなかったら紫耀くんメインの小説書こうとはなってなかったと思います(*^^*) (2020年6月12日 22時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
赤西 仁 - 今さらなんですけど、紫耀くんが好きなんでしょうか?私は名前の通り赤西仁が好きですww (2020年6月12日 22時) (レス) id: c213881b7f (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - 赤西仁さん» 赤西仁さん!いつもありがとうございます!これからもよろしくお願いします(*^^*) (2020年6月12日 10時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:晴はる | 作成日時:2020年5月23日 19時