俺らが紫耀を守るから21

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岩橋side

岩「俺、海人を寝かせてくるね」

永「おー頼むわ」

岩「よいっしょ…」



みんなの中で一番小柄な俺。
正直海人を背負っての階段はきつい。

軽い筋トレになってる。


でもそんなこと言ってる場合じゃないもんね！





俺は男だ！！




頑張れっ！岩橋玄樹！！






岩「はぁ…ん、っしょ…」




やっとベッドに到着。

すでに息切れ…




高「玄樹くん…」

岩「はぁっ……え？どした？」

高「ごめんね…重たいのに…」



具合いの悪い海人に謝らせるなんて、俺情けない…
力が無いばっかりに。



岩「何言ってんの。これくらいへーきだよ！海人は自分のことだけ考えなさいっ！ね？」

高「うん」

岩「冷えピタ貼っとこうね。ここにいるから寝ちゃいな」

高「手…握って…ほしぃ…」

岩「ふふっ、いいよ。ほら寝な？」

高「ん…」



少しすると手から力が抜けて、無事眠ってくれた。


ごめんね海人。
俺がもっと紫耀や岸くんみたいにムキムキなら遠慮なんかさせずに済むのに…

いまそんなこと言っても仕方ないけど。



はぁ…、、廉たちは大丈夫かな。







コンコン



永「ん？おー玄樹。海人寝た？」

岩「うん寝たよ。じんはどう？」

永「いま冷えピタ貼って寝てくれたところ」

岩「そっか。しょお大丈夫かな？」

永「んーどやろ…。まぁ優太もついてるから大丈夫やろ」

岩「そうだね」




神を起こさないようにそっと部屋を出て、２人でリビングに降りた。




永「ていうかもう朝やん笑」

岩「日が昇ってきてるね。うー、まぶしっ」




気づけば５時。

２人ともソファでぐったり笑




永「はー……でも俺は少し寝させてもらったけど、優太と玄樹寝てへんやろ？」

岩「ううん、俺も少し寝たから。岸くんは多分寝てないよ。大丈夫かな…」



この状況だから、ここで岸くんまで倒れたらほんとにやばい。




永「今日みんな仕事なん？」

岩「俺とじんはオフ。確か岸くんは仕事だった気が…。しょおと海人も仕事でしょ？マネさんに連絡しないとね。れんは？」

永「俺はオフ。もうちょいしたら電話するわ」



廉がオフでよかった。
一人で３人見るのはきついもん。




永「やばい…寝そう…」

岩「いいよ寝て」

永「ちょっと寝よう。優太帰ってくるまで」

岩「…そうだね…って早っ！」




廉は横に座ったままもう寝息たててる。

疲れてたんだな。





やばい、俺も寝そう。


朝の暖かな日差しに、気づけば俺もソファに座ったまま眠っていた。

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