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高橋side
紫耀が過呼吸を起こしてる!
ガチャガチャガチャ
永「開いた!!」
ドアの向こう、やっと紫耀に会える!
永「えっ、、ふんっ…開かへん!しょおっ!ドアの前におるんかっ?!」
ドアは数センチしか開かなくて、間違いなく紫耀がドアの前に座ってる。
高「しょおそこどいて!ドア開けられないから!」
平「うっ…はぁはぁはぁっ…やっ…はぁ…」
岸「もう押すしかねーよ!」
どんどん過呼吸がひどくなってる。
早くしないとっ…
もう無理やりドアを押し破るしかないっ…!
永「ドア押すで!手伝って!」
岸くんと廉が力一杯ドアを押すと、ジリジリと少しづつ隙間が開いていく。
岸「あと少しっ…!」
永「しょおっ!!」
人が入れるくらいの隙間になったところで一斉に中に駆け込んだ。
やっぱり!
ドアの前で倒れてたんだ!
永「(ぐいッ)しょおっ、大丈夫大丈夫。もう一人ちゃうよ。勝手に入ってごめんな。呼吸すぐに楽にしたるから」
平「はぁ…れん、、はぁはぁ…たす、けてっ…」
永「助ける。助けるよ。だからゆっくり呼吸してみよう」
岸「ほら俺の真似して。スゥーッ…ハァー」
平「ケホケホッ…はっ、はっ…や、、」
永「しょお一緒にやってごらん?スゥー、ハァー」
平「スゥッ…けほっ…ゲホゲホッ…ハァ…」
高「しょお、できてるよ」
なんとか深呼吸を促し続けて、呼吸が落ち着くのを待った。
紫耀も廉にしがみついたまま必死に頑張ってくれてる。
廉は背中をさすってあげてて、岸くんが深呼吸の真似、俺はひたすら震える紫耀の手を握る。
平「はぁ…はぁ…」
永「落ち着いたか?」
平「…けほ…(コク)」
5分くらいかかってようやく落ち着いた。
平「ふっ…ふぇぇ、、ごめんなさっ…」
永「謝らんでええ。しんどいやろ」
廉はギュッと抱きしめながら背中をトントンと優しく叩く。
たった2日会ってないだけなのに、、紫耀ってこんなに華奢だった?
廉の腕の中に収まる紫耀がすごく小さく見える。
それにカーテンも締め切ってて電気をつけないと真っ暗。
暖もないから少し肌寒いし…まともに食べずにこんなとこにいたら体壊しちゃうよ。
永「とりあえずリビング連れて行こう」
岸「そうだな」
高「熱はない?」
永「ああ、今んとこ大丈夫や」
ドアのところで立ち尽くしたままの神と玄樹の横を、廉が紫耀を抱えてすり抜けていった。
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ゆっぴー - やっぱり亮チン、キンプリメンバーに入れてください。 (2022年3月14日 22時) (レス) @page19 id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - みのりさん» みのりさん、コメントありがとうございます(*^^*)ちびっ子しょうかいは思いつかなかったです。またちびっ子を書くときには挑戦してみます! (2020年5月25日 16時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
みのり - ちびっ子しょうかいお願いします!!! (2020年5月25日 16時) (レス) id: 20782bc3da (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - ならやらわさん» ならやらわさん!感想ありがとうございます(*^^*)そう言っていただけてよかったぁ〜。またいつでもリクエストくださいね! (2020年5月21日 15時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
ならやらわ - リクありがとうございます!!とてもすきでした、! (2020年5月21日 15時) (レス) id: b15bbf4c8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:晴はる | 作成日時:2020年5月6日 16時