俺らが紫耀を守るから21

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神宮寺side

マ「じゃあ平野お大事に。撮り直し日は決まったら連絡するって伝えといて」

岸「あっ、はい」

マ「じゃね」



マネさんには本当のことを言っていない。
紫耀が閉じこもって出てきません。なんて、言えねーよな。



永「はよしょおのとこ行こ」

神「だな」



結局何も連絡は来なかった。
海人はスマホを握りしめてずっと待ってたし、一度隠れて電話もかけたらしい。
でも電源が入っていないってコールが流れたんだって。




岸「あっ待って」

岩「岸くん何？早く行こうよ」

岸「…やっぱりか…」

高「どうしたの？…あっ、、昼ごはん…」




冷蔵庫には手つかずの紫耀の昼飯。
やっぱり食わなかったんだ。




永「あいつ……行くぞ」

岩「うん」



みんなで紫耀の部屋の前へ。
朝から特に変わりはない。

部屋の中はわからないけどな。






コンコン

永「しょおただいま。みんな帰ってきたで」

岩「しょお？ご飯食べられなかった？お腹、空いてない？」




それぞれ声をかけたけど、返事は返ってこない。




高「倒れて…ないよね？」

岸「お、おいッ！そんなこと言うなよ！」

高「だって…」

永「しょお？一言でいいから返してくれへん？」




ダメか…




岸「今日はもう俺らも休もう。きっと腹が減ったら出てくるよ」

岩「そうだね…今は出てきてくれそうにないし」




とりあえず今日は諦めて、俺らも休むことにした。




きっと明日には出てきてくれる。


そう願って。









・









永「はぁ…はよ」

神「おはよ」

高「おはよう」




みんな集まってくるのは、やっぱり紫耀の部屋の前。




岸「しょうは？」

永「出てきてへん」

岩「れん、いつからここにいたの？」

永「１時間前からやけど」

神「そっか」



廉は一時間前から起きてここにいるらしいけど、声をかけても反応がないらしい。





なんか、、だんだんイラついてきた。





神「はぁっ…」




紫耀、何やってんの？
お前プロだろ？

仕事だってマネさんにずらしてもらったし、いろんな人に迷惑かけてるのわかんねぇの？





神「もうこじ開けようよ」

高「えっ！」

岩「そうだね。俺らが呼びかけても反応ないし、仕事だってさ、こんなんじゃいつまでたってもいけないよ」

高「だ、だめだよ！そんな無理にっ…」

岸「あと一日待とう。今日出てこなかったら無理やりにでも開けるしかないよ」

永「…」

高「ッ…」




いつまでも甘えたこと言ってられないから。

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