俺らが紫耀を守るから21

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高橋side

高「れん、大丈夫？」

永「おう…全然平気や…」

高「そっか」



俺の前ではすぐに強がる。
これは昔から。

何回言っても直らないからもう何も言わない。
紫耀もそうだし。

末っ子だからって俺の前ではすぐ無理するんだもん。



高「熱…ちょっと高いかな。冷えピタ変えるね」

永「海人、俺はええから…お前は休み…」

高「俺はもう大丈夫！れんに恩返しするんだもん！」

永「なんやそれ」



廉や玄樹くんが身を削って看病してくれたんだから。今度は俺がみんなの面倒見なきゃ！



高「大人しく寝ててね。玄さんと岸くんの様子見てくるから」

永「海人のくせに…。わかってるわ…」



まだ悪態つく余裕があるってことは大丈夫だな。



そのまま目の前の部屋に入る。





岩「ん…」

高「ごめん起こしちゃったね」

岩「海人」



額に触れたら熱は下がってる。
よかったぁ。



高「熱下がってるよ」

岩「海人たちのおかげだね。ありがと」

高「ううん、元はと言えば俺らの看病したせいで玄樹くんも体調崩しちゃったんだもん。ごめんね」

岩「何言ってんの。メンバーの看病するのは当たり前でしょ」

高「ふふ、そっか」




玄樹くんにバイバイして、次は岸くんの部屋。




高「あれ？じんいたの？」

神「海人。岸くんをトイレに連れてってたんだよ」

岸「海人、もう大丈夫か？」

高「うん、すっごい元気だよ！ありがと」



岸くんもだいぶ楽そう。



神「熱も３７度台だったし、朝には下がってると思う」

高「そっかぁ。みんな良くなってきてるね」

岸「れんと玄樹も体調崩したんだってな。俺が体調崩したせいで２人に負担かけたから」

高「ううん、岸くんのせいじゃない。岸くんにうつしたのもきっと俺らだし。誰も悪くないよ」

岸「…そっか」



少し話してからじんと一緒に部屋を出て、俺らも寝ることにした。
一応病み上がりだから。




神「じゃあゆっくり寝ろよ」

高「うん、じんもね」



疲れてたのか、ベッドに入るとすぐに眠りに落ちた。









・








翌朝、目が覚めてリビング下りると神と玄樹くんがいた。



高「玄樹くん！」

岩「海人っ！おはよう！」



ぎゅうっと強めのハグを交わして朝から癒される。

玄樹くんが元気に…嬉しい。






岸「おはよ！」

高「岸くんっ！」



岸くんも起きてきて、嬉しくて思わず抱きついた。



岸「海人、ありがとな」

高「ううん！よかったね！」



嬉しい！
元気になってよかったね。

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