俺らが紫耀を守るから21

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神宮寺side

神「んっ…ふぁぁーっ…よく寝た…」



起きると外は夕暮れに染まっていた。



神「おいっしょ」



かなり体が軽い。

熱も完全に下がったみたい。

これも看病してくれたみんなのおかげだな。



神「みんな大丈夫かな」



家の中はシーンとしてて物音一つしない。

心配になって廊下に出てみた。




神「すげー静か」



そういえば海人の様子見てないな。

見に行ってみるか。






ガチャ

神「海人ー」

高「スー…スー…」

神「まだ寝てるか」



額は熱くないし、苦しそうな感じもない。
よかった。








紫耀は…




ガチャ

神「あっ、れんここにいたんだ」



紫耀のベッドに伏せたまま眠っているみたい。

看病ご苦労様。
ありがとね。


紫耀もちゃんと眠れてる。
早く良くなれよ。


紫耀の頭を撫で、廉にブランケットをかけて部屋を出たところで気づく。







あれ？


玄樹は？






部屋を覗いてみたけど空。


リビングかと思って下りても誰もいなかった。

出かけた？

でも玄樹がいつも履いてる靴、玄関にあるけど…



あと見てないのは岸くんの部屋くらい。
いや、まさかいるわけないし。



なんとなく気になって、奥の岸くんの部屋に向かった。




岸くんまだ仕事のはずだもんね。
うん、玄樹もいるわけないよ。





ガチャ


神「…は？」



これまた廉と同じく、ベッドに突っ伏して寝ている玄樹と、ベッドに寝ている岸くん。




えっ？なんでいるの？


どういう状況？




神「冷えピタついてる…えっ、まさか…」




ひたすら嫌な予感…





トントン
神「玄樹？起きて」

岩「んー…じんー？」

神「ねぇ、岸くんもしかして、、、胃腸炎？」

岩「えっ？…あー。うん、そう…」




うわぁ…

岸くんも胃腸炎なったかー。

４人目じゃん…




岩「もうだいぶ熱下がってる…よかった」

神「岸くんまで、、…いつ帰ってきたの？」

岩「昼頃。マネさんが連れて帰ってきた。楽屋で戻したらしくて」

神「まじか」



絶対俺らがうつしたよね。
ごめんね岸くん。




神「玄樹ありがとね」

岩「ううん…、はぁ…」

神「玄樹？」



座ったままボーッとしてる。
なにか、おかしい。



神「どうした？」

岩「あっごめん。なんかボーッとしちゃって」



俺の嫌な予感はだいたい当たるんだよね。







ピトッ

神「やっぱり…玄樹、熱出てるよ」

岩「へ？」




ここに来て玄樹がダウン。



やばいでしょ。
どうなるキンプリハウス…

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