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神宮寺side
急いで戻ってきたら、
神「しょうっ!!」
紫耀が暗くて冷たい廊下に倒れていた。
神「おいっ!しょう!どうし……熱っ!」
倒れている紫耀を抱き起こすと、ものすごく体が熱い。
神「うそだろ、この熱さ…!しょう、熱あったのか…」
平「はぁはぁ…ゲホゲホッ…はぁ…」
暗さで顔色はわからないけど、ハァハァと苦しそうにしていて、体は震えている。
多分、相当熱が高い…
神「しょう、一人でおいていってごめん。熱あったの気づかなかった。ベッドいこう」
ぐったりな紫耀を抱き上げ、すぐに部屋に戻る。
神「しょう、ベッド着いたよ」
平「じ、、ん…はぁはぁ…ごめ…」
神「俺こそ、気づいてあげられなくてごめん」
平「(フルフル)はぁ…れ、、ん…は…?」
神「大丈夫だよ。今眠ってるから」
平「よか、、た…」
紫耀はそのまま目を閉じ、寝息を立て始めた。
神「相当無理してたんだな…。てか、何であんなことになってたんだ…?…ふぅ…」
なんか疲れて、ドサッと椅子に座る。
理由聞きたいけど、これは廉と紫耀のどっちに聞くべき?
最近は過呼吸になることもなくて落ち着いてた。
なんで急に?しかも廊下にいたのはなぜ?
紫耀だってまだ一人で歩けないのになんであそこに?
色々と考えていたら眠たくなってきた…
・
神「…ん…あれ、、寝てた。もう朝か…」
起きたらカーテンの外が明るくなっていた。
神「ん〜…この体勢で寝たら肩凝ったな」
ベッドで眠る紫耀の頬を触る。
まぁ少しは下がってるかな。
神「っていってもまだ熱いけど。ほんと、無理するんだから…」
眠る紫耀の顔はまだほんのり赤い。
冷えピタを張り替えていた時、
永「…ん…」
神「あっ、廉起きた?」
永「じ、、ん?あれ、俺なんで…」
神「廉、昨日あったこと覚えてる?」
永「あったこと?……覚えて…ない…」
覚えてないか…
じゃあ理由聞いてもわかんないよな。
廉はそのまま立ち上がって紫耀に歩み寄った。
おでこの冷えピタにゆっくりと触れる。
永「しょお…どうしたん…?」
あっ…廉は知らなかったんだ…熱のこと。
神「あー…熱、出ちゃったみたい。でも下がってきたから大丈夫だよ」
永「そうなんや…」
廉が紫耀の熱に気づかないなんてめずらしい。
永「ごめん、俺、顔洗ってくる」
と部屋から出ていった。
まぁ昨夜のことは、紫耀が起きたら聞くか…
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晴はる(プロフ) - りりりさん» 最新話の方にもメッセージくださってると思うのでそちらに返信いたしますね(^^) (6月13日 23時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
りりり - 更新楽しみにしてます。甘えたなしで、素のしょうくんに近い感じの雰囲気で高熱で倒れるお話をリクエストしたいですが、可能でしょうか?よろしくお願いします (6月13日 23時) (レス) id: 58c07711c4 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - しおりさん» しおりさん、コメントありがとうございます!確かに字だけ見たら似てるかもですね笑書き間違えてなくてよかったです^ ^ (2020年10月23日 21時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 盗撮(引きこもり)が何故か強盗(立てこもり)に見えちゃって、ずっと、ん?って思って読んでたんですけど普通に読み間違いでした。恥ずかしい。 (2020年10月23日 18時) (レス) id: ad67d0436a (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - かなまるさん» かなまるさん!そう言っていただけてかなり救われました!笑 結構不安だったので。また良かったらリクエストくださいね♪これからもよろしくお願いします! (2019年6月30日 18時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:晴はる | 作成日時:2019年6月15日 10時