5 ページ44
高橋side
眠れなくて紫耀の部屋に行ったら、やっぱり廉がいた。
そうだと思ったよ。
ったく、俺だけ仲間はずれにしないでよね！
KINGはいつも一緒でしょ。
そのまま廉の横に座り込んだ。
紫耀はなんとか眠れてるみたい。
よかった…
紫耀の体のことを知ってから、こうして廉と一緒に紫耀についてることが多くなった気がする。
でも初めて体のことを聞いた時は、自分自身にすごく腹が立ったのを覚えてる。
だって、、同じグループでやってたのに。
ずっと二人といたのに、、俺は二人の様子に何も気づかなかった。紫耀の苦しみにも…
ずっと廉が一人で紫耀を支えてくれてた。
だから、今度は俺も一緒に紫耀を支えたいんだ。
俺はコーヒーで眠気を覚ましながらも、何度かウトウトしちゃって、気づけば廉の肩にもたれて寝ちゃってたりもしたけど、廉は寝ずにずっと紫耀の汗を拭いたり、冷えピタ替えたり看病してたみたい。
さすがだよほんと。
俺もまだまだだな…
そんな廉のおかげか、明け方頃には顔の赤みも引いてきて、呼吸も楽そう。
ピピピ
永「３７.６か。だいぶ下がったな」
高「よかった」
ガチャ
神「おはよ」
岸「２人ともずっと付いてたの？」
永「まぁな」
岩「無理して体壊さないでよ」
高「大丈夫だよぉ」
だって、俺がそばにいたかっただけだもん。
いつも紫耀には助けられてばっかりだからさ。
まぁ俺は寝ちゃったりもしてたし。
３人は紫耀を心配そうながらも仕事に出かけていった。
永「俺らも下降りて朝飯食おうか」
高「うん、そうだね」
とりあえず紫耀は眠れてるし、離れても大丈夫か。
カチャカチャ…
永「(モグモグ)…」
高「(モグモグ)…」
朝飯中、廉は一言も発さない。
でも、考えてることは手に取るようにわかる。
永「…はぁ＿」
高「れん…」
永「…あっごめん…」
廉がこんな暗い表情することなんてあんまりないのに。
廉にとって紫耀はかけがえのない存在だからこそ、紫耀の苦しみを自分のことのように抱え込んでしまう節がある。そこは紫耀も廉もほんとに似てるから。
高「れん、きっとしょおは大丈夫。俺らで支えてあげよ」
永「海人…、おう、そうだな」
笑顔を見せてくれてよかった。
紫耀ならきっと大丈夫。
だって、いつも俺らをセンターとして引っ張っていってくれるあの紫耀だよ？
俺は信じてるから。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 391人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
晴はる(プロフ) - りりりさん» 最新話の方にもメッセージくださってると思うのでそちらに返信いたしますね(^^) (6月13日 23時) (
レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
りりり - 更新楽しみにしてます。甘えたなしで、素のしょうくんに近い感じの雰囲気で高熱で倒れるお話をリクエストしたいですが、可能でしょうか？よろしくお願いします (6月13日 23時) (レス) id: 58c07711c4 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - しおりさん» しおりさん、コメントありがとうございます！確かに字だけ見たら似てるかもですね笑書き間違えてなくてよかったです^ ^ (2020年10月23日 21時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 盗撮（引きこもり）が何故か強盗（立てこもり）に見えちゃって、ずっと、ん？って思って読んでたんですけど普通に読み間違いでした。恥ずかしい。 (2020年10月23日 18時) (レス) id: ad67d0436a (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - かなまるさん» かなまるさん！そう言っていただけてかなり救われました！笑 結構不安だったので。また良かったらリクエストくださいね♪これからもよろしくお願いします！ (2019年6月30日 18時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：晴はる
| 作成日時：2019年6月15日 10時
