7 ページ32
岸side
じんは、昨日紫耀を見つけた時の状況を教えてくれた。
やっぱり夜中しんどかったんだ…
昨日より顔赤いもんな。
岸「しょう〜、おはよう。付いててやらなくてごめんな。夜中しんどかったよな。じん達もう出かけないと行けないから俺のとこにおいで」
平「はぁ…はぁ、、きし、、く…」
名前を呼んでくれたけど話すのも苦しそう。
昨日より確実に熱上がってるよな。
ほんと、なんで一人にしたんだろう…
はぁぁ…
神「あの、岸くーん!?そろそろいい?」
岸「あっごめん!」
心の中で反省してた。
岸「じゃあしょう、抱き上げるからなぁ」
じんの隣に座って紫耀を受け取り、俺に抱きつかせた。
岸「体あっちぃなぁ」
岩「39.5あるんだって」
岸「えっ、まじ?!やっぱ上がっちゃったかぁ」
じんと玄樹は心配そうながらも、紫耀の頭を撫でて仕事に出かけていった。
平「はっ、、はぁ…はぁ…」
静かな部屋の中に、紫耀のしんどそうな呼吸音だけが響いてる。
岸「はぁぁ…しょう、、ごめんなぁ…」
平「はぁ、、はあ…んっ…ケホケホッ」
俺、メンバー内では紫耀の唯一のお兄さんだってのに…
じん達が気づいてくれてなかったら、今も紫耀は一人で倒れたままだったかもしれない。
ぎゅっと強く紫耀を抱きしめた。
耳元に、はぁはぁと熱い息があたって胸が苦しくなる。
岸「しょう、岸くんがついてるからなぁ」
そう言うと、紫耀も弱々しく俺の服をぎゅっと掴んできた。
紫耀…大丈夫だよ。
一人にしないからな。
背中を優しくトントンしてやる。
平「ケホッ…はぁ…んん…」
岸「眠れそうになったら寝ちゃいなね」
しばらくトントンしてると、やっぱり眠気はあったみたいで次第に目がうつらうつらしてきて、俺の胸辺りからスゥスゥと寝息が聞こえてきた。
平「スゥ…スゥ…ケホッ」
岸「眠れてよかった」
ソファにもたれかかりながら時計を見た。
まだ6時半か…
今日は俺と廉と海人はオフなんだ。
だから2人はまだ起きてこないだろうし、俺ももう少し寝ようかな。
紫耀をぎゅっと抱きかかえたまま、 毛布を首元まで上げ直す。
寒かったらかわいそうだ。
また熱が上がってもいけねぇからな。
俺はそのまま目を閉じ、気づけば夢の中にいた。
391人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
晴はる(プロフ) - りりりさん» 最新話の方にもメッセージくださってると思うのでそちらに返信いたしますね(^^) (6月13日 23時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
りりり - 更新楽しみにしてます。甘えたなしで、素のしょうくんに近い感じの雰囲気で高熱で倒れるお話をリクエストしたいですが、可能でしょうか?よろしくお願いします (6月13日 23時) (レス) id: 58c07711c4 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - しおりさん» しおりさん、コメントありがとうございます!確かに字だけ見たら似てるかもですね笑書き間違えてなくてよかったです^ ^ (2020年10月23日 21時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 盗撮(引きこもり)が何故か強盗(立てこもり)に見えちゃって、ずっと、ん?って思って読んでたんですけど普通に読み間違いでした。恥ずかしい。 (2020年10月23日 18時) (レス) id: ad67d0436a (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - かなまるさん» かなまるさん!そう言っていただけてかなり救われました!笑 結構不安だったので。また良かったらリクエストくださいね♪これからもよろしくお願いします! (2019年6月30日 18時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:晴はる | 作成日時:2019年6月15日 10時