��喘息 ページ11
平野side
この間からずっと引っかかってる。
廉に言われたこと。
「みんなにもそろそろ言った方がいいと思う」
俺だってわかってる。
メンバーのことは大好きだし、信用してるし、これからずっと一緒にやっていく大事な仲間。
隠し通せるわけないけど、大事だからこそ言えないんだ。
いざ言ったら、みんなどんな反応するかなとか考えて怖くなってしまう。
だってちょっとしたことですぐに体調崩すやつなんてお荷物でしょ。
学生の時だって、いつも休む俺に、ズル休みなんじゃないかとか陰口を言われたこともあった。
だから怖いんだ。
でも廉にばっかり負担かけてしまうのもよくないし、どうしたらいいんだろう。
なかなか答えが出ないまま、今日も仕事に向かった。
今日は全員での収録。
でもただの収録じゃない。
大御所の方が多く出演される番組で、タレントなら一度は出てみたい某バラエティ番組だ。
そんな時はいつも思う。
もし本番中に発作が出てしまったらと。
実は俺、喘息もちなんだ。
関西Jrの頃にも、大きな舞台の前や合間によく出てしまうことがあった。そんな時はいつもジーコが背中をさすってくれてたっけ。
でもさすがにもう22歳なんだから、自分でなんとかできるようにならないと！
いつまでもみんなに甘えてるわけにはいかないよね。
楽屋に入ると、すでにみんながいた。
見慣れた顔に少しホッとする。
やっぱり一人の仕事だと不安だもん。
岸「紫耀、おはよう！」
平「おはよう！」
神「あっ、そのコート俺のと一緒。ほら！」
平「ほんとだー！また被ったね笑」
永「ペアルックやん！」
岩「仲いいねー、兄弟みたい」
高「俺も紫耀と一緒がいいー！」
いつもみたいにみんなでふざけながら楽屋で待機。
やっぱりみんなでワイワイするの楽しいな！
メンバー好きだわ俺。だからこそ隠し事してる自分の心がチクンと痛んだ。
次会った時に言おう。次でいいよね。
次、次…
ス「では皆さん、スタンバイお願いします。」
全「お願いします！」
スタジオへの移動中、
神「なぁ紫耀、なんか顔色悪いけど大丈夫？」
平「へっ？そうかな…？」
神「なんか青白い気がするけど…」
平「大丈夫大丈夫！ちょっと緊張しててさ。」
神「ならいいけど。紫耀が緊張するなんて珍しいね。」
平「まあね笑」
あぶねー。さっきから心臓がばくばくする。
収録の緊張もあるけど、みんなに隠し事してる罪悪感とか色々混ざってよくわからない。
収録大丈夫かな…
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あおい - ありがとうございます！ (2021年5月10日 18時) (
レス) id: 1953b22a76 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - あおいさん» あおいさん、わざわざご連絡いただきありがとうございます！同じアプリではないですし、私も特許とか著作があるわけではないのでそれは全然構いませんよ^ ^頑張ってくださいね！ (2021年5月9日 23時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
あおい - しようとしてるんですがよろしいですか？一応許可を取ろうと思いまして… (2021年5月9日 20時) (レス) id: 1953b22a76 (このIDを非表示/違反報告)
あおい - あの、プリ小説という小説のアプリがあるんですが、その小説でこのような感じの物語を書いてもよろしいですか？主人公は紫耀君なんですが、廉くんの役を私のもう1人の推しのタケヤキ翔くんに (2021年5月9日 20時) (レス) id: 1953b22a76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴はる
| 作成日時：2019年5月11日 20時
