ちっちゃなしげちゃんのおはなし

きらい ページ5

桐山side







只今、大毅はお昼ご飯に出されたきゅうりと格闘中。








なんで格闘してるかって？








実は大毅は きゅうりが嫌いみたいやねん。








神山「大毅、きゅうり食べよ？」








大毅「んーん、きゅうりいやや」








中間「神ちゃん作ってくれたんやで？大毅が食べたら喜ぶで」







大毅「んー、いややの」








何を言っても食べようとしてくれない。








桐山「きゅうりさん、大毅に食べてもらえんくて、えんえんしちゃうで？」







大毅「やって、だいき、だいききゅうりさんいやいややもん泣」







どんどん目に涙が溜まって、とうとう泣き出してしまった大毅。







大毅「んわぁん泣」







桐山「ほらぁ、泣かんの笑」







涙をそっと拭いてあげて、頭を撫でるとちょっと落ち着いた様子。







桐山「1口だけでええから食べてみよ？」







大毅「ん、わかった」






お、1口なら頑張れる？







きゅうりを右手でぎゅっと掴んでるフォークでさして口元へ持っていく。







2、3秒停止した後、口の中に運んだ。







濱田「ふふ、変な顔しとるな」







中間「ほんまに嫌いなんやろ笑」







嫌な顔して頑張って食べてる大毅が微笑ましかった笑







桐山「大毅食べれた？」







大毅「ん、たべれた」







あーっと口を開けて見せてくれたけど、ちゃんと食べたみたいでびっくりした。笑







桐山「ふふ、頑張ったやん〜」







大毅「んー、だいききゅうりさんと仲良くなれへん」







なんやねんそれ笑







でも1口頑張ってくれたからええか笑








大毅「だいき頑張ったからあっくんだっこ」







また抱っこかいって思ったけど、上目遣いで甘えられたら断れるはずもなく、








桐山「ええよ？頑張ったもんな」








ひょいっと抱っこしてあげる。







大毅「あっくんすき」








桐山「っ、かわい〜♡」








普段あっくんなんて呼ばへんくせに、こういう時だけ呼んでくる。









可愛すぎなんやから、ほんまに〜笑

だっこ→←おはよう

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