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茅ヶ崎至side
今、俺の横で気持ちよさそうに寝ている同期。今日の上司の無茶振り＋今までのことでストレスが溜まっていたんだろう。水を飲むようにアルコールを飲み、数分前に電池が切れたかのように寝始めた。
「……帰りましょうか」
幹事が寝てしまったら俺らは何もすることがないので、帰ることにした。良い時間でもあるしね。
「そうだな。茅ヶ崎は立花を起こしておいて」
払ってくるからと伝票をヒラヒラさせながら、レジの方へ行く先輩。何となくは分かっていたが、今日のあの発言で確信に変わった。先輩は立花のことが好きだ。それはもちろん俺も。先輩と争うなんて無理ゲーすぎるけど、さすがにこの戦いは譲れない。とは言っても立花が部長に、あんな対応されてるなんて知らなかった。知ったところで同期の俺だと話も聞いてもらえなかったかもと思うと、教育係だった先輩が羨ましいと思ってしまう。同期だから知ってることもあるだろうけど。
「立花、起きろ。帰るぞ」
優しく揺すってみるけど、起きる気配はない。気持ちよさそうに寝てる。
「おーい。立花、起きろ」
何度挑戦してみても起きない。仕方ないので、立花を背中に乗せる。もちろん荷物も2人分持って。そしてそのまま先輩がいるレジの前を通って、外に出て待った。
「起きなかったか」
「まぁ結構飲んでましたから。あ、ご馳走様です」
「茅ヶ崎の分は後で請求な」
「…え？」
「嘘。先輩なんだから払うよ」
そう言えばこの人はこんな人だったと、再び思った。先輩と話してる間も立花の寝息が首にかかって、くすぐったい。
「茅ヶ崎は立花の家わかるか？」
「一応。最寄り駅はここから2駅先っすよ」
先輩が知らないことを、俺が知ってるとか優越感。でもこんな爆睡してる奴を家に運んでも、鍵が見つからなかったら家に入れないよな。
「明日休日ですし、とりあえず寮に泊まってもらいます？」
「そうだな。立花も来たいと言ってたしな」
先輩は監督に連絡してくれている。一応知らない奴だし、女性だし変に誤解されるのはごめんだからな。特に左京さんには。
「許可おりた。監督さんの部屋に布団用意してくれるって」
「それは良かったです。先輩。部屋の片付け手伝ってくれませんか？」
立花が泊まるってことは、俺たちの部屋にも来るだろう。そうしたらあの状態はやばい。幻滅される。でも1人では朝になっても終わらない。嫌だけど頼むしかない。
「やらないよ」
先輩は悪魔のような笑顔で答えた。
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てら(プロフ) - 自分にも似た様な経験があるので主人公の気持ち痛いほど良くわかります。主人公がまた職場に戻って欲しい気持ち半分、無理しないで欲しい気持ち半分です。この暖かい環境で主人公がまた心から笑える日を楽しみにしています。続き楽しみにしています、頑張ってください！ (2019年10月14日 23時) (
レス) id: dc9ce9c8b0 (このIDを非表示/違反報告)
ginmikoto(プロフ) - 上司に殺意が湧きました。至さんも千景さんもツートップで推しなので恋愛でどちらかを選ぶなんて、私はおそれおおくて出来ませんね笑。でも、更新すっごく楽しみにしてます！頑張ってください！そして至さんの教育係の人に惚れました。笑 (2019年4月4日 0時) (レス) id: 91596e022c (このIDを非表示/違反報告)
椏萌☆紅弥 - これは泣くな。(確信) この話や読んだら寝ようと思っても続きが気になって更新されてる分全部読んじゃいました笑 頑張ってください！ (2018年10月22日 23時) (レス) id: d67f03efe8 (このIDを非表示/違反報告)
夢花（仮垢） - やばい…たるちもチカちょんもイケメソすぎるて。 (2018年7月1日 20時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 千景さんかっこいい…頑張ってください！！ (2018年6月14日 21時) (レス) id: dc516c7501 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：李人 | 作成日時：2018年5月12日 10時
