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「本当に今日はありがとうございました」
仕事は無事定時で終わった。このあと飲みに行きたいけど、とりあえず会社でも1回言っておく。先輩は気にするなと言ってくれた。茅ヶ崎も同じようなことを言ってくれた。
「で、このあとなんですけど飲み行きましょ」
3人でエレベーターを待ってる間に話す。
「もちろんその気」
「お店とか決まってるの？」
「実は行ってみたいところがあって、天鵞絨駅周辺なんですけどいいですか？」
「いいよ」
「立花の奢りだしな」
2人は嫌な顔せず、OKを出してくれた。本当、2人は優男だよな。顔だけが良い訳でもないから、モテるのも分かるわ。
「あ、おかえりなさい！」
天鵞絨駅で降りると、駅前でストリートACTが終わったところだったらしくたくさんの人がいろんな方向へ歩いていた。そしてその中心にいた人の1人がこちらに声をかけた。茅ヶ崎たちの劇団の人だろう。私は茅ヶ崎に誘われて春組公演しか見てないので、春組以外の劇団員わかんないのだが。
「あ、いたるとちかげがいる〜！おかえり〜！今日の夜ご飯、カレーだって〜」
「マジか」
ということは5日連続か。可哀想に。私は耐えられない。
「臣と綴は？」
「おみみもつづるんも忙しいんだってさ！..いたるんの隣にいる人誰？ちょーカッコイイ！」
「…ありがとうございます」
チャラそうな人に声かけられた。とりあえずお礼は言っておこう。
「あ、俺たちこの後3人で飲みいってくるから、夕飯いらないって監督に言っといて」
「今日、アンタが飲みいくなんて珍しいね。それも会社の人と」
可愛らしい男の子(娘)。毒舌もギャップ萌えで人気ありそう。確かに私も珍しいなぁとは思った。劇団の人もそう思うとか、私以外の誘いもほとんど行かないんだろうな。
「何で幸知ってんの」
茅ヶ崎、年下にそんなオーラ出すな。怖いぞ、お前。
「は？何でって、朝にネオヤンに言ってたじゃん」
その発言を聞いて茅ヶ崎は先輩の方を見た。本当か確かめようとしてるんだろう。
「言ってたぞ、ちゃんと。“今日定時で帰るから、イベ開始と同時「あーもう充分っす。ありがとうございます、先輩」
イベってことはゲームかな。まぁ茅ヶ崎は何か隠してるし、本人気づいてないかもだけど私と話してる時たまーにゲーム用語使ってたから勘づいてたいたけど、ここまで露骨に隠そうとしてるのは面白い。知らないふりをしておこう。
「とりあえず、今日の夕飯はいらないし万里にも無理だと言っといて」
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てら(プロフ) - 自分にも似た様な経験があるので主人公の気持ち痛いほど良くわかります。主人公がまた職場に戻って欲しい気持ち半分、無理しないで欲しい気持ち半分です。この暖かい環境で主人公がまた心から笑える日を楽しみにしています。続き楽しみにしています、頑張ってください！ (2019年10月14日 23時) (
レス) id: dc9ce9c8b0 (このIDを非表示/違反報告)
ginmikoto(プロフ) - 上司に殺意が湧きました。至さんも千景さんもツートップで推しなので恋愛でどちらかを選ぶなんて、私はおそれおおくて出来ませんね笑。でも、更新すっごく楽しみにしてます！頑張ってください！そして至さんの教育係の人に惚れました。笑 (2019年4月4日 0時) (レス) id: 91596e022c (このIDを非表示/違反報告)
椏萌☆紅弥 - これは泣くな。(確信) この話や読んだら寝ようと思っても続きが気になって更新されてる分全部読んじゃいました笑 頑張ってください！ (2018年10月22日 23時) (レス) id: d67f03efe8 (このIDを非表示/違反報告)
夢花（仮垢） - やばい…たるちもチカちょんもイケメソすぎるて。 (2018年7月1日 20時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 千景さんかっこいい…頑張ってください！！ (2018年6月14日 21時) (レス) id: dc516c7501 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：李人 | 作成日時：2018年5月12日 10時
