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「立花、昼どうすんの？」
昼休憩に入るちょっと前。先輩は外回りから帰ってきたらしく、私に声をかけた。
「まともに昼休憩取ってたら終わらないんで、食べない予定ですね。こうなると思ってなかったんで、何も買ってきてないですし」
パソコンから目を離さず、作業も止めず話す。礼儀はなってないけど、先輩許して。こうでもしないと本当に終わらない。
「じゃあ買ってくるよ。何がいい？」
「……10秒飯で」
「分かった。片手で食べれるのな」
そう言って、昼休憩の放送とともに先輩は買い物に行った。あの先輩は話を聞かない。何を聞いても大体嘘で返ってくるし、今回はあまり期待してないでおく。
「冷たっ」
カタカタと資料を作ってると、今度は左頬が冷たく感じた。左側を見ると、茅ヶ崎が冷たそうなペットボトルを持ちながら笑ってた。
「相変わらず、色気のない反応だな」
「うっさい。用がないなら話しかけないで。マジ終わらないから」
「はいはい。仕事、手伝おうと思ってきたけどいらないか」
「茅ヶ崎、マジ神。この統計データのラスト、円グラフにしといて」
やっぱ持つべきものは、気が利く同期だな。うん。
「了解。これ、%表示もされてないけど」
「それもよろ」
「……分かった」
深いため息をついた後、茅ヶ崎は仕事に取り掛かった。因みに茅ヶ崎のデスクは先輩の右斜め前。私は先輩の左隣だから茅ヶ崎とは近い訳では無いが、良く見える。栄養補給食を食べながら仕事をしている姿が様になってる茅ヶ崎を見てると、仕事できるやつは違うなぁと思う。
「はい。サンドウィッチでいいよな」
先輩も思ったより早く帰ってきて、食べやすいように置いてくれた。先輩、さっきは心の中で色々言ってすいませんでした。
「ありがとうございます！」
「やっぱり、茅ヶ崎も手伝ってるのか。お前にはエナジードリンク」
「ありがとうございます。気が利きますね、先輩」
出た。茅ヶ崎の王子様スマイル。社内の女の子たちもイチコロのやつ。本性は知らないけど、私といる時は素なんだろうなぁと感じる。だってあの笑顔見せないもん笑
「……立花。俺に出来ることあるか？」
先輩は茅ヶ崎をスルーして聞いてきた。先輩だからって遠慮はしない。期限守るのが1番大切だ。
「じゃあそこのプリンターに出てるのを、全て確認してください。これで数字ズレとかあったら、マジ泣くんで」
「分かった。お前はそれで最後だろ？そしたら休んで」
「あざす」
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てら(プロフ) - 自分にも似た様な経験があるので主人公の気持ち痛いほど良くわかります。主人公がまた職場に戻って欲しい気持ち半分、無理しないで欲しい気持ち半分です。この暖かい環境で主人公がまた心から笑える日を楽しみにしています。続き楽しみにしています、頑張ってください！ (2019年10月14日 23時) (
レス) id: dc9ce9c8b0 (このIDを非表示/違反報告)
ginmikoto(プロフ) - 上司に殺意が湧きました。至さんも千景さんもツートップで推しなので恋愛でどちらかを選ぶなんて、私はおそれおおくて出来ませんね笑。でも、更新すっごく楽しみにしてます！頑張ってください！そして至さんの教育係の人に惚れました。笑 (2019年4月4日 0時) (レス) id: 91596e022c (このIDを非表示/違反報告)
椏萌☆紅弥 - これは泣くな。(確信) この話や読んだら寝ようと思っても続きが気になって更新されてる分全部読んじゃいました笑 頑張ってください！ (2018年10月22日 23時) (レス) id: d67f03efe8 (このIDを非表示/違反報告)
夢花（仮垢） - やばい…たるちもチカちょんもイケメソすぎるて。 (2018年7月1日 20時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 千景さんかっこいい…頑張ってください！！ (2018年6月14日 21時) (レス) id: dc516c7501 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：李人 | 作成日時：2018年5月12日 10時
