#2 ページ11
少ししてお子様セットを平らげたマイキーは即寝た。
「あぁ！もうやってらんねぇ！」
それを見てキレるドラケン。
「食ったらすぐ寝んのいい加減直せよ。」
『いや、直んないでしょ。これがマイキーだよ？』
「…」
無言の圧を感じる。
『何？』
「お前も、マイキーに甘いの直せ。」
『…』
いや、それこそ直んないでしょ。
って心の中で言っておく。
「ったく、しょうがねぇな。」
って言いながらマイキーを背負って行くドラケンはどうなんだ。という疑問も心の中にしまっておく事にする。
お店を出たドラケンは何処かへ向けて歩き出した。
何処へ行くか分からないけれど、多分何かあるんだろうと、その後をついていく。
『あ、そうだ。』
昨日の事を忘れていた。
「あ？」
『ドラケン、エマの事怒んないでね。』
「…怒んねぇよ。」
『え、少しは怒りなよ。』
「どっちだよ。」
『昨日のはドラケンにも責任あるんだからね。』
「あぁ？」
『ドラケンにちょっとでも自分を見て欲しかっただけなんだよ。やり方がアレなだけで。』
「…」
『エマにはちゃんと言っといたから。』
わたしに見せるエマへのデレを少しだけでいいからエマにも見せてあげて欲しい。
『大事にするのはいいけど、しすぎないようにね。』
「…考えとくよ。」
いつになく素直でびっくりしたけど、考えてくれるらしいのでとりあえず良かった。
『わたしはふたりの子供を抱っこするのが楽しみなんだからね！』
「親戚のババアかよ。」
『…ひど。』
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作者名：Tmwixx | 作成日時：2022年10月10日 9時
