逃走 ページ23
ある日事件が起こった。
トルーパー 「ハックス将軍、侵入者が見つかりました」
ハックス 「行くぞキーラ」
キーラ 「承知しました」
ハックスと共に侵入者のもとにむかう。
そこには逃げ出したトルーパーの男と小柄な女性が捕らえられていた。その女性を見た瞬間キーラは心臓がとまるかと思った、そして固まってしまった。
ハックス 「どうかしたか？キーラ」
キーラの異変に気づき心配そうに顔を覗きこむハックス。
キーラ 「い、いえ」
ハックスの声にとっさにそう答えたがキーラの頭はパニックだった。
トルーパーたち3人が囲み二人を撃とうとした瞬間
ハックス 「キーラ！？」
考えるより先に体が動いてしまっていた、キーラは一瞬にしてトルーパー達を倒してしまった。
ハックス 「キーラ、どういうことだ！？」
キーラ 「ハックス将軍、すみません、この人は殺させられません」
ハックス 「……その男とどんな関係だ？」
ハックスの心のなかは嫉妬でうめつくされた。
キーラが答える前に他のトルーパーたちが動き出したのでキーラは慌てた、
キーラ 「逃げるわよ！」
走り出した3人にトルーパーがブラスターをむけた。
ハックス 「待て！撃つな！」
キーラに当たることを恐れてとめたハックスの姿をを複雑な気持ちでチラリと見たがキーラは走り続けた。
フィンとローズは訳がわからないまま誘導され運良く整備されたばかりの小型な船に乗り込んだ。
ハックス 「キーラ！行くな！」
キーラ 「すみません！すぐに戻ります！もし受け入れてもらえるのならですけど…」
そう言い残しキーラは行ってしまった。
ハックス 「キーラ…」
ハックスはすぐに見えなくなってしまった船の行き先を確認した。
ハックス 「キーラ…戻ってこい…いや取り戻しに行くからな…」
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作者名：chibamituki | 作成日時：2019年12月15日 11時
