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246._ ページ3

「修行って…Aが?」

キルアの唖然とした顔に苦笑いする。

『私以外にいないよ。…私は今回の件で実力不足を痛感したんだ。自分の甘えを理解した。何か、変わらなければと思った。その一環で強くなろうと考えたんだ』

二人からしたら私は強い。だから分からないのだろう。私は困った顔をする。

「じゃあ仕事は」
『実は少し減らして貰えないか相談するところだったんだ。執事さん達の稽古も暫くは休ませて貰うつもりだよ』

その為にもヨークシンを離れてパドキアに戻る必要があった。

『だから、審査会を受けるのは良い考えだと思う』
「本当!?」
『うん』

ゴンは嬉しそうな顔をする。…審査会は10日。受けるならあまり悠長にもしてられないな。

『そうと決まったらさっそくシルバさんに聞いてみる。もし"直接言いにこい"って言われたら大変だから』

ここからパドキア共和国ではかなり距離がある。…電話で説得できればいいけど。

『結果が分かったらすぐ連絡する。二人は引き続き修行頑張って』

私は立ち上がり入ってきた扉へと向かう。




__彼らと話していて、穏やかな空間で、
私は"警戒"を忘れていた。

『!』

扉の前まで来て…扉は外側から開かれた。

驚いているのもつかの間、私は目を見開いた。

飛び込んできた金色。…見慣れた金色。


『クラ…ピカ』


扉を開けたのはクラピカだった。

…目が、覚めたんだ。
まだ本調子ではないだろうが、熱は下がったらしい。


……まずい


クラピカはやっと目が覚めたのに、私に会ったらまた…また倒れてしまうかもしれない。私に会うことはとてもストレスになる。……どうする。…窓からは一応逃げられる。

私は足を一歩引く。

「…A」

名前を呼ばれ、体が固まる。

うご、かないと。

早く。クラピカをこれ以上苦しめたらいけない。とにかく、離れないと。

「…キルアから聞いた」

もう一歩足を引こうとして、その言葉にクラピカを見る。…聞いたって、何を。

「マナはAであり…それは、私を守るためだと。Aは私を…裏切ってなどいないと」

………どうして。

そう思いキルアを見る。…キルアは私がクラピカに恨まれていることを知ってる。それに、旅団と本当に知り合いであることも。

いや、考えてる暇はない。何か、言わないと。

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すってん(プロフ) - 続きの意志を示してくださって本当に嬉しいです!H×Hの作品でこちらが最も大好きな私です。最高に面白い作品を本当にありがとうございます!書き直し版もどちらも楽しみです!しかし無理はなさらずに、ご自分のペースで続けていただけたらな、と思います! (4月14日 2時) (レス) @page40 id: ff20551d0e (このIDを非表示/違反報告)
JRPG(プロフ) - たまごボーロさん» 続けるつもりではありますが、今のところネタ切れ+マンネリ化のため暫くはお休みする形にはなると思います…。なるべく早く続きが書けるように頑張りますね。 (4月12日 20時) (レス) id: c0cc0b1a31 (このIDを非表示/違反報告)
たまごボーロ(プロフ) - 碧は染まったも続けてくれますか? (4月12日 19時) (レス) @page40 id: c5a7976f82 (このIDを非表示/違反報告)
JRPG(プロフ) - 作者です。前回の更新から約一年が経ちそうでした。新しい話の更新じゃなくてすみません。内容に関しては※お知らせをお読みください。 (4月12日 18時) (レス) id: c0cc0b1a31 (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - JRPGさん» いえいえ、どういたしまして〜 (6月19日 1時) (レス) id: 2cdd8e90db (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:JRPG | 作成日時:2022年12月6日 11時

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