54.元通り ページ4
私が今回色んなことを思い、感じたように、少年もまた色々思うことがあったんだろう。
「…ありがとう、A」
『ん、どういたしまして』
頭を撫でるともう払われることはなかった。
「じゃあ行ってくる」
『うん。あ、あんまり遠くじゃなくていいからね。距離というよりかは陰とかに隠すように置いてきて。それと、もしかしたらこいつらの仲間が居るかもしれない。確信が得られなくても疑ったら直ぐに戻ってきて。これは絶対』
「解ってるよ」
『そう、なら良し。気を付けてね』
みんなが頷く。それに笑顔で応える。
『っとパク！』
危ない、忘れるところだった。
私が呼び止めるとパクノダはこちらを向く。皆が止まる。
『こないだ包帯とか持ってきたのパクだったよね？どこに置いたっけ』
「そうね確か…」
「…そうだ。パクノダ、残ってAの手当てをしてくれ」
クロロ少年がパクノダに言う。え、出来れば皆が行ってる間に治療を済ませてしまおうと思っていたのだが。
「Aはきっと、オレたちがいない間にひとりでやろうと思ってるから」
『うわ、ばれてる』
「…ほら」
「ええ分かったわ」
パクノダの表情が少し柔らかくなる。……ま、これはこれでいいか。
『それじゃ、くれぐれも気を付けて』
手を振り見送る。
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るみ - ハンターハンターにハマって、一作目にこれを見て良かったです(*^^*) (2019年1月26日 0時) (
レス) id: 07b463bee0 (このIDを非表示/違反報告)
Justice RPG(プロフ) - クラピカさん» コメントありがとうございます！第二章出来ました！！引き続きお楽しみください！ (2018年1月7日 3時) (レス) id: cd2849aff7 (このIDを非表示/違反報告)
Justice RPG(プロフ) - みるのさん» コメントありがとうございます！続編出来ました！！これからも楽しんで頂ければ幸いです！ (2018年1月7日 3時) (レス) id: cd2849aff7 (このIDを非表示/違反報告)
Justice RPG(プロフ) - 雪女さん» コメントありがとうございます！応援とても嬉しいです！続編を作成したのでお楽しみください！ (2018年1月7日 3時) (レス) id: cd2849aff7 (このIDを非表示/違反報告)
クラピカ - 第2章楽しみすぎるー！ (2018年1月3日 6時) (レス) id: 423cdf7227 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Justice RPG
| 作成日時：2017年11月8日 20時
