その陸 ページ8
「名はうちはサスケ。嫌いなものはたくさんあるが好きなものは別にない。それから…夢なんて言葉で終わらす気はないが、野望はある…!一族の復興とある男を消すことだ…!」
その言葉に示した反応はそれぞれだった。Aはヘラッと笑うとサスケに言った。
「あらら、そりゃあ穏やかじゃないねぇ」
そう冗談めいて言うとキッと睨まれてしまった。サスケは立ち上がりAの前に立った。
「…俺はお前が嫌いだ。そうやってヘラヘラと…目障りなんだよ」
「なんだと!!Aに謝れ!!!」
「まあまあ、落ち着けって。サスケくんよぉ、今からチーム組むっていってんだから少しくらい大人になれよ」
一触即発の雰囲気に見かねたカカシは割って入り三人を宥めた。気を取り直して次にサクラが自己紹介をしはじめた。
「私は春野サクラ。好きなものはぁ…、ってゆーかぁ、好きな人は……。えーとぉ…将来の夢も言っちゃおうかなぁ…キャーーー!!…嫌いなものはナルトです」
「んなっ!!?」
ガーンとショックを受けているナルトを見てAは笑いだした。
「アッハッハ!!ざまぁーみろ!ナルト!」
「言っとくけどアンタも嫌いだからね」
「え"っ」
見事にAもフラれてしまった。落ち込みつつも自己紹介をはじめた。
「俺は鉤上Aです…好きなものっつーか好きな時は鍵を作ってる時。嫌いなものは俺の邪魔するヤツです…将来の夢は…世界一の鍵職人になること……」
そうカカシに背を向け寝そべっているA。完全に落ち込みきっているAに苦笑をもらした。気を取り直し説明を始めた。
「自己紹介はこのくらいにして…明日から任務をやるぞ。まずはこの、五人だけでやる。サバイバル演習だ」
「サバイバル演習?」
「なんで任務で演習やんのよ?演習なら忍者学校でさんざんやったわよ!」
二人は不満そうに言った。口には出さないが、サスケも不満そうに見える。カカシは不気味に笑った。
「ちょっと何が可笑しいのよ先生!?」
「いや…ま!ただな…俺がこれ言ったらお前ら絶対引くから」
「引くゥ…?は?」
ナルトがそう聞くとカカシは笑うのを止め、真剣な面持ちで言い放った。
「卒業生27名中下忍と認められるのはわずか9名。残り18名は再び学校へ戻される。この演習は脱落率66%以上の超難関試験だ」
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Rin´(プロフ) - tukihoさん» ありがとうございます(о´∀`о)part2へ続いていますので、早めに更新出来るよう頑張ります! (2017年7月8日 15時) (レス) id: 71af32377f (このIDを非表示/違反報告)
tukiho(プロフ) - Rin´さん» とても上手いと思いますよ!!お話面白いので更新頑張って下さいね!! (2017年7月8日 14時) (レス) id: 296f9ab165 (このIDを非表示/違反報告)
Rin´(プロフ) - tukihoさん» コメントありがとうございます!その通りです!だじゃれです! (2017年7月8日 14時) (レス) id: 71af32377f (このIDを非表示/違反報告)
tukiho(プロフ) - 夢主君の術って『Rock』と『Lock』をかけてるんですか!? (2017年7月8日 14時) (レス) id: 296f9ab165 (このIDを非表示/違反報告)
Rin´(プロフ) - マヨラーさん» コメントありがとうございます!負けちゃいましたね。次回に期待しましょう( ^∀^) (2017年5月25日 23時) (レス) id: 435c1cb043 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rin´ | 作者ホームページ:http://uranai.amanoboru
作成日時:2017年4月15日 14時