こたしげ物語

日常 ページ1

小瀧side

バタンッ

楽屋の扉が思いきり開いて

あぁ、また来たわ。

赤「こーたーきーーー！………いでっ、」

ものすごい勢いでタックルしてくるから、

俺は逃げるのに必死。

緑「大丈夫？壁に激突しとったけど」

赤「いつものことやで！」

いつも壁にぶつかっとるから、こんな頭おかしいんかな。

赤「小瀧！おはよ！おはよおはよおはよ！」

そういって俺の背中の上に乗っかってくる。

赤「なぁ小瀧！俺らのペア撮影いつなん？もうすぐ？もしかして今日？！」

耳元で大声出されるから、聴力も落ちつつある今日この頃。

桃「流星ー、撮影行こ」

赤「なんで？！俺とやないの？！」

黄「しげとのんちゃん合わせたら撮影にならんからやってさ」

スタッフさん、よく分かっとるやん。

赤「嫌や嫌や嫌や！俺は小瀧と撮る！」

橙「しゃーないやろ？」

桃「とりあえず降りろ」

暴れてるしげをなんとか降ろして、急いで楽屋を出た。







神山side

赤「もう行く？」

緑「まだ早いて。１分もたってへんから」

さっきから、のんちゃん見たいってずっと楽屋のなかうろちょろ。

スタジオのなかいたってスタッフさんに迷惑かかるし止めてるんやけど………

赤「もう無理やぁぁぁ！」

ついに限界がきたらしい。

って、まだのんちゃんが出てから５分もたってへん。

赤「お願い！ぜっっったい大人しくするから！」

緑「いや、しげは大人しくできひん」

赤「でーきーる！」

どの口が言ってるんやって。

赤「ほんまにお願い！神ちゃん！かーみーちゃん！」

緑「はぁ………分かったから、絶対静かにしとってな？」

赤「やった！」

ほんまに………27歳には見えへん。



赤「小瀧やぁ！」

スタジオに来て、遠くから見ることになった。

スタッフさんは苦笑いやったけど。

赤「あ〜、俺と小瀧のペアはいつくんねやろなぁ」

一人言がでかいねん。

しげの声がスタジオに響き渡っとる。

赤「なぁまだ？まだ終わらへんの？」

緑「ちょ、静かにしろって」

赤「やって小瀧と話せんやんか」

そういうことをスタッフさんの前で言うな！

ほら睨まれたー。

もう今度から連れてくんのやめよ。

ス「終わりでーす！お疲れさまでしたー！」

お、やっと終わっ………

緑「しげ？！」

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