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いつもなら、無理矢理離れようとするけど今日はそんな気になれなくて。
のんちゃんの声が、悲しそうやったから。
傷つけたらいけない気がして。
桃「……ん。俺飲み物買ってきます」
離れてリビングを出ようとしたのんちゃんの鼻をすする声が聞こえて。
黄「待って、」
無意識に腕をつかんでた。
こっちを向こうとしないからよけい不安になって。
俺が泣かせてるんやないかって、のんちゃんのこと傷つけてるんやないかって。
もしそうなんやとしたら、こんな中途半端なことしてる自分に腹が立って。
黄「ごめん、俺……「買ってきますね」
黄「のんちゃん、……「淳太さんはここにいてください」
まるでなにも言わせたくないみたいに言葉を被せてきて。
俺は従うしかなかった。
今は、のんちゃんのそばにおらな。
ちゃんとのんちゃんが心から笑えるようになるまで。
黄「気ぃつけてな」
桃「……はい」
のんちゃんを見送って、またリビングに戻る。
テーブルにおいてあるスマホを開いて。
しげとのトーク画面を開く。
話さなくなってもう一ヶ月がたとうとしてて。
今しげはなにしてるんかな。
神ちゃんと一緒にいる?
それとももしかしたら俺のこと………
無いか。
あんなひどいこと言ったんやもん。
きっと嫌われた。
今さらあの時のことを後悔して。
もしあの時ちゃんと向き合ってれば、今もしげと話せてたんかな。
こんな苦しい思いしないですんだんかな。
のんちゃんのこと好きになりたいのにしげのことが忘れられない。
黄「しげ………っ」
会いたい。
会いたいよ。
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・み・(プロフ) - 富喜田さん» 読んでくださりありがとうございました! (2020年9月1日 6時) (レス) id: 7a1c5a3d00 (このIDを非表示/違反報告)
富喜田 - はじめまして。 すごく良かったです。 もう、ずっと泣いて読んでいました。 切ない恋心がすごく伝わってきて、 感情移入しやすかったです。 ありがとうございました。 (2020年9月1日 1時) (レス) id: cb1ca5340c (このIDを非表示/違反報告)
opera - 有難うございます!早速拝見させて頂きます! (2019年12月20日 18時) (レス) id: adeb086ea3 (このIDを非表示/違反報告)
・み・(プロフ) - operaさん» 出しました(^^) (2019年12月16日 22時) (レス) id: 1e2d1ee3b3 (このIDを非表示/違反報告)
opera - 嬉しいです!ありがとうございます(;_;) (2019年12月14日 22時) (レス) id: adeb086ea3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:・み・ | 作成日時:2019年10月19日 7時