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重岡side
赤「はぁ……」
今日は特別、仕事が多くて一人残ってた。
次のプレゼン任されて、初めてやから成功させたくて。
でももう８時過ぎてる。
そろそろかえらなあかんか。
パソコンの明かりを頼りに荷物をまとめようと立ち上がった瞬間、扉を開ける音が勢いよく聞こえて。
振り返った時には誰かに抱きしめられてた。
知ってる、この匂いよく知ってる。
俺がずっと想ってた人の匂いや。
懐かしくて涙で視界が歪んで。
黄「………会いたかった……っ」
もう、我慢しなくていいんかな。
無理に忘れようとしなくてもいいんかな。
赤「淳太………っ」
淳太の背中に手をまわして、強く抱きつく。
淳太も泣いてるのか、鼻をすすってて。
赤「俺………」
淳太が好き、そう言おうとしたら淳太が離れて。
黄「俺から言わせて」
そう言うから、期待すんなって言われてもしてしまう。
やって、淳太が俺の頭撫でてくれるから。
俺のことだけを、見てくれるから。
黄「好きです、しげ」
今までたくさん泣いてきて、苦しい思いもしてきて。
でも、今の涙は人生で一番幸せな涙や。
赤「俺も大好き………っ」
淳太はびっくりしてて。
意外と鈍感なんかな、って。
可愛いとこも見つけてしまったりして。
黄「俺と……付き合ってください」
答えなんかひとつしかないやろ？
赤「お願いします……っ」
ちょっと恥ずかしかったけど、凄く幸せな時間やった。
淳太と笑いあって、また静かな空気が流れて。
淳太の顔が近づいてきたから目を瞑った。
唇が触れあって、心臓がうるさくなる。
淳太も慣れてないのか、離れた瞬間おでことおでこくっつけて。
黄「な、んか………恥ずかしいな」
赤「………俺も」
照れてるのは俺だけやないみたい。
二人で顔真っ赤にして。
淳太と笑いあってる時間はものすごく幸せや。
もう離れなくてもいいやろ？
ずっとそばにいてもいいやろ？
やって、淳太は俺の恋人やもん。
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番外編書きます。
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・み・(プロフ) - 富喜田さん» 読んでくださりありがとうございました！ (2020年9月1日 6時) (
レス) id: 7a1c5a3d00 (このIDを非表示/違反報告)
富喜田 - はじめまして。 すごく良かったです。 もう、ずっと泣いて読んでいました。 切ない恋心がすごく伝わってきて、 感情移入しやすかったです。 ありがとうございました。 (2020年9月1日 1時) (レス) id: cb1ca5340c (このIDを非表示/違反報告)
opera - 有難うございます！早速拝見させて頂きます！ (2019年12月20日 18時) (レス) id: adeb086ea3 (このIDを非表示/違反報告)
・み・(プロフ) - operaさん» 出しました(^^) (2019年12月16日 22時) (レス) id: 1e2d1ee3b3 (このIDを非表示/違反報告)
opera - 嬉しいです！ありがとうございます(;_;) (2019年12月14日 22時) (レス) id: adeb086ea3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：・み・
| 作成日時：2019年10月19日 7時
