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のんちゃんの家を出て、しげの会社まで走った。
もう8時をまわってて、もしかしたら帰ってしまってるかもしれない。
でも、早く伝えなきゃいけない。
逃げたくないんや、自分の気持ちから。
のんちゃんの想いを無駄にしたくない。
走って、走って。
お願い、まだ嫌わんといてや。
しげ、好き。
好きなんや。
体力なくて足もパンパンで。
それでも走り続ける。
会いたいから。
しげに会いたい。
また、俺にあの笑顔を見せてほしい。
会社が見えてきて、走るスピードをあげる。
でも、会社の明かりはほとんど消えてた。
もしかしたら、いないかもしれない。
会えないかもしれない。
でも、少しでも可能性があるんやったら。
誰もいなくなった会社に入って。
警備員さんがいない道を通って階段へ向かう。
確かあの日、しげは5階にいた。
5階から、電話で話してた。
曖昧な記憶をたどって、ひたすら階段をのぼる。
会いたい、早く。
会わせてや。
5階まであがって、勢いよくドアを開けた。
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・み・(プロフ) - 富喜田さん» 読んでくださりありがとうございました! (2020年9月1日 6時) (レス) id: 7a1c5a3d00 (このIDを非表示/違反報告)
富喜田 - はじめまして。 すごく良かったです。 もう、ずっと泣いて読んでいました。 切ない恋心がすごく伝わってきて、 感情移入しやすかったです。 ありがとうございました。 (2020年9月1日 1時) (レス) id: cb1ca5340c (このIDを非表示/違反報告)
opera - 有難うございます!早速拝見させて頂きます! (2019年12月20日 18時) (レス) id: adeb086ea3 (このIDを非表示/違反報告)
・み・(プロフ) - operaさん» 出しました(^^) (2019年12月16日 22時) (レス) id: 1e2d1ee3b3 (このIDを非表示/違反報告)
opera - 嬉しいです!ありがとうございます(;_;) (2019年12月14日 22時) (レス) id: adeb086ea3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:・み・ | 作成日時:2019年10月19日 7時