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緑「最低なんかやないよ。やって俺、のんちゃんのこと好きやったもん」
桃「………え？」
緑「もちろんちゃんと諦めた。やから、のんちゃんの苦しさはよく分かってるつもりやで」
鼻をすする声が聞こえて、優しく背中をさする。
緑「のんちゃんの好きな人、淳太さんやったもんね。俺ずっと見てたから分かるで。いつも淳太さんのことみとったもんね」
話してる間もたまに見つめる先には淳太さんがいて。
その目で俺のことも見てほしかったな、なんてあの時思ってた。
緑「のんちゃん、淳太さんのこと大好きやもん。苦しいに決まってる、最低なんかやない。のんちゃんは頑張ったんやから」
そう言えばのんちゃんは俺から離れて、涙が流れないように上を向いた。
桃「あんな、泣かせにこんでや？俺まだ仕事あんねんて」
笑いながら言っとるけど、声は震えてて。
一粒流れてしまった涙を手でぬぐった。
桃「ありがと、神ちゃん。俺ちゃんと伝えるから。淳太さんにちゃんと伝える」
そう言うのんちゃんの顔はさっきよりも明るくなってた。
俺も少しは力になれたんかな。
もしそうなんやとしたら、今さらだけどまた好きになってもいいんかな、なんて。
のんちゃんの笑顔に、少し胸が高鳴った気がした。
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・み・(プロフ) - 富喜田さん» 読んでくださりありがとうございました！ (2020年9月1日 6時) (
レス) id: 7a1c5a3d00 (このIDを非表示/違反報告)
富喜田 - はじめまして。 すごく良かったです。 もう、ずっと泣いて読んでいました。 切ない恋心がすごく伝わってきて、 感情移入しやすかったです。 ありがとうございました。 (2020年9月1日 1時) (レス) id: cb1ca5340c (このIDを非表示/違反報告)
opera - 有難うございます！早速拝見させて頂きます！ (2019年12月20日 18時) (レス) id: adeb086ea3 (このIDを非表示/違反報告)
・み・(プロフ) - operaさん» 出しました(^^) (2019年12月16日 22時) (レス) id: 1e2d1ee3b3 (このIDを非表示/違反報告)
opera - 嬉しいです！ありがとうございます(;_;) (2019年12月14日 22時) (レス) id: adeb086ea3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：・み・
| 作成日時：2019年10月19日 7時
