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いつまでたっても離してくれないから肩をそっと押して。
桃「え……」
よそ見しとる間に逃げよ、そう思って戻ろうとしたら
桃「待って、」
のんちゃんに腕つかまれて。
のんちゃんの視線の先をたどった。
黄「………し……げ……」
隣には神ちゃんがいて。
黄「しげ……!」
名前呼んだのに、そのまま走って店を出てしまった。
追いかけなきゃ。
やっと会えたんやから。
会いたくてたまらなかった人に、やっと会えたんやから。
桃「淳太さん……っ」
でものんちゃんは行かせてくれない。
黄「離して、しげが、しげがいるんや……っ」
腕ひかれて抱きしめられた。
さっきよりもずっと強く。
桃「お願い………行かないでください」
しげを追いかけなきゃいけないって気持ちと、のんちゃんをこのままにしておいていいのか、って気持ちが交差して。
桃「好きです………大好きです、淳太さん」
真っ直ぐすぎるのんちゃんの想いから、もう逃げられない気がした。
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・み・(プロフ) - 富喜田さん» 読んでくださりありがとうございました! (2020年9月1日 6時) (レス) id: 7a1c5a3d00 (このIDを非表示/違反報告)
富喜田 - はじめまして。 すごく良かったです。 もう、ずっと泣いて読んでいました。 切ない恋心がすごく伝わってきて、 感情移入しやすかったです。 ありがとうございました。 (2020年9月1日 1時) (レス) id: cb1ca5340c (このIDを非表示/違反報告)
opera - 有難うございます!早速拝見させて頂きます! (2019年12月20日 18時) (レス) id: adeb086ea3 (このIDを非表示/違反報告)
・み・(プロフ) - operaさん» 出しました(^^) (2019年12月16日 22時) (レス) id: 1e2d1ee3b3 (このIDを非表示/違反報告)
opera - 嬉しいです!ありがとうございます(;_;) (2019年12月14日 22時) (レス) id: adeb086ea3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:・み・ | 作成日時:2019年10月19日 7時