こたしげ物語２

小瀧くんだって嫉妬するんです。(リクエスト) ページ17

神山side

橙「流星、いい加減にしいや」

青「なんで？別に俺悪ないやろ」

絶賛、流星くんとお兄ちゃんたち喧嘩中です。

喧嘩、っていうか、まぁしげのことなんやけど。

青「あいつばっかずるいねん」

簡単に言うと、嫉妬です。

黄「分かるけど、流星が我慢せな」

青「なんで俺だけ我慢せなあかんの」

紫「それはー……しげと望はな、まぁ………」

青「甘やかしてるだけやろ。こないだだって望に怪我させたし」

橙「それ、絶対しげの前で言ったらあかんで」

青「なんで？別にええやん」

橙「よくない。まじで言うな」

青「……知らんし」

のんちゃん今おらんもんな、

入院中やからしげもメンタルやられとるし、

黄「お、しげ、おかえり」

赤「小瀧は？」

緑「のんちゃんは病院やから、こっちおいで」

赤「神ちゃん、小瀧おらへんの？」

緑「おらんよ、でもしげが頑張ってたら来るんやない？」

のんちゃんがおらん間、しげは色んなメンバーに甘えてんねん。

寂しいんやろな。

俺の膝の上に乗っかって

赤「神ちゃん、」

緑「ん？」

赤「この前小瀧が、………」

緑「うん？」

赤「やっぱり、秘密」

緑「なんでーな。気になるやんー」

嬉しそうに笑って、

良かった良かった。

のんちゃんおらんくても、なんとかなりそうや。

と、楽屋のなかに大きな音が響いて。

流星が、分かりやすく持ってた雑誌を机においた。

橙「物に当たんな」

青「……うるさ」

紫「うるさいはないやろ、謝りや？」

舌打ちをして、こっちを睨む。

正確には、しげを。

赤「怒っとる、」

緑「楽屋出る？」

首を横に振って、俺の膝から降りた。

黄「しげ、」

流星のとこまで行って

赤「なんで怒ってるん、？」

余計なことを。

紫「し、しげは戻ろっか、な？神ちゃんとこ、」

緑「おいで、しげ」

しげはみんなに甘えたいんやろうけど、

流星からしたら、な。

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す