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中間side
黄「はよ起きてー」
赤「………」
黄「遅れるって」
赤「………」
結局泊まらせて、次の日
グループでの仕事。
しげは布団にもぐって起きようとしない。
黄「のんちゃんに会いたいんやろ?」
赤「………」
黄「もうはよ起きて」
無理矢理布団をはがした。
黄「起きろって」
赤「嫌や、行きたない、」
腕を引っ張れば、
あ、ベッドから落ちてもうた。
まぁ、仕方ない。
起きなかったのが悪い。
黄「はよ行くで」
赤「行かへん、」
黄「あっそ、じゃあ一人でそこおって」
赤「………もう淳太!」
ほんまに、拗ねてる場合やないやろが。
楽屋に入れば、まだのんちゃんは来てなかった。
黄「来てへんよ」
しげも顔を覗かせて、
橙「なんや、また喧嘩?」
またか、って笑われるしげ。
でもしげはそれどころじゃないみたい。
それはもう、分かりやすくてんぱってる。
緑「おはよー」
紫「おはよー」
メンバーも揃ってきて、
桃「おはよ」
のんちゃんが、神ちゃんと一緒に入ってきた。
さぁ、しげどうする?
赤「………じ、淳太、」
いや俺かい。
黄「謝ってき」
赤「話聞いてくれへん、」
黄「そんなん分からんやろ」
赤「分かる、絶対聞いてくれへん、」
黄「いいからはよ行けって」
赤「無理やもん、行きたない、」
ちょ、俺に抱きついてくんなアホ。
赤「淳太、」
黄「離れろ」
苦しいて。
お、のんちゃんと目があった。
しげを力づくで押そうとするけど、
こいつ、ゴジラかってくらい力強い。
赤「嫌や、淳太、」
あー、
しげ、気づいてへんな。
桃「なにが嫌なん」
映画のワンシーンのようなバックハグ。
俺は空気を読んで遠くから見守ります。
桃「なにが嫌なんって」
赤「………怒ってる、から、」
桃「で、なに」
赤「………ごめんなさい、」
桃「なにが」
赤「しつこく、聞いちゃったこと、小瀧覚えてるかなって………ごめんなさい、」
偉い偉い、謝れたやん。
あんだけ無理言うてたのに。
のんちゃんパワー偉大や。
にしても、ずいぶん長いバックハグやったな。
しげの心臓、大丈夫やろか。
桃「まぁ、覚えてたけどな」
赤「……へ?」
桃「全部覚えてた」
赤「えぇ?!?!?!」
桃「うるさ」
赤「待って!なんで!ほんまに、ほんまに覚えてるん?!」
桃「知らね」
赤「小瀧!ねえ!ほんまに?!」
また近いうちこの二人喧嘩しそうやな。
まったく、
のんちゃん絶対好きな人いじめるタイプやろ。
Fin
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M(プロフ) - いえいえ! (2020年1月14日 17時) (レス) id: 8b470e4b3f (このIDを非表示/違反報告)
・み・(プロフ) - Mさん» こちらこそです!いつも読んでいただきありがとうございます(>_<) (2020年1月14日 7時) (レス) id: 1e2d1ee3b3 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - ありがとうございました! (2020年1月14日 7時) (レス) id: 8b470e4b3f (このIDを非表示/違反報告)
・み・(プロフ) - あんずさん» ものすごいお話になりそうですね笑書いてみます! (2020年1月14日 6時) (レス) id: 1e2d1ee3b3 (このIDを非表示/違反報告)
あんず - リクエスト失礼します。小瀧君と重岡君がスタッフに虐められてて、そのスタッフに重岡君が金属バットで殴られそうになっているところをもうくたくたの小瀧君が助けて意識不明になってしまい重岡君が自分のせいだとせめてしまう話が見たいです!お願いします。 (2020年1月13日 23時) (レス) id: 051970e71c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:・み・ | 作成日時:2019年12月8日 21時