別世界の彼と会ってみた ページ8
kn国王
「まさか、俺がAより上に立つ日が来るなんてな」
玉座に座った彼は、膝の上に座る貴方を後ろから抱き締めます。
たくましく、暖かい彼の腕。いつもならそれに安心感を覚える貴方ですが、何故か貴方の心はざわつきます。
『ねぇ、シッマ』
「安心しぃ、ここでも俺はAを守ったる」
『シッマ』
「この城での生活はなれたか？Aの屋敷よりもでかくて、最初は驚いたやろ」
うわ言のようにぶつぶつと呟く彼。彼と顔を合わすために立ち上がろうとすれば、貴方を抱き締める力が強くなります。
「……どこ行くん」
『シッマ、どうしたの？なんか変だよ……？』
「……疲れとるんや」
聞いたことがないほど、弱々しい彼の声。
貴方はそっと彼の腕に自分の手を添え、後ろにいる彼に背中を預けます。
『……お疲れさま、シッマ』
「……おう」
「A、そいつは危ないの！早く逃げなさい！！」
昨日炎の騎士に言われた言葉を思い出しながら、貴方はそっと微笑みます。
疲れた王様を癒やすことができるのは、貴方だけ。
では、壊れた王様を戻せるのは……？
shp吸血鬼
小さな音を立てて、部屋の扉が開きます。
むくりと貴方がベッドの上で上半身を起こすと、そこには黒いマントに身を包む彼の姿が。
『……またなの？』
「最近、この辺りに多いんすよ。さっきも一匹片付けてきました」
暗闇の中、怪しく光る紫色の瞳。彼に肩を押され、貴方は再びベッドに沈みます。
最近、貴方の屋敷の周辺で現れるという人狼の噂。既にその被害者も出ていて、数か月前に貴方はハンターを依頼しました。
けれどそのハンターは、人狼と同じ人外の吸血鬼。
貴方は依頼の報酬として、定期的に彼に血を差し出します。
『つ……ッ！！』
「まだ馴れてないんすか」
彼の牙が首筋に食い込み、貴方が顔を歪ませると、彼は貴方の頭を優しく撫でます。
「大丈夫っすよ。ゆっくり深呼吸して……」
じゅるじゅると血が吸われていく不思議な感覚。しばらくして、彼は牙を抜いて貴方から離れます。
『ッ、はぁ……約束よ。これで、屋敷の人達を守って……』
「わかってますよ」
「だから、またくださいね。……Aさんの甘い血」
とあるお嬢様の虜となった吸血鬼。
彼は例え人狼を全滅させようと、もう彼女を離すことはないでしょう。
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ソラネコ(em推し)(プロフ) - 4んじゃう....最高過ぎて。(*´ー｀*)ありがとうございますm(。_。)mﾍﾟｺﾘ (2019年12月22日 14時) (
レス) id: 848a1b8bc4 (このIDを非表示/違反報告)
シリウス(プロフ) - ソラネコ(em推し)さん» リクエストありがとうございます！私も好きで(殴 リクエスト消化までしばらくお待ちください。 (2019年12月15日 20時) (レス) id: 6232b3f710 (このIDを非表示/違反報告)
ソラネコ(em推し)(プロフ) - 好きめぅ〜♪リクエストで夢主がチワワと猫に逆に壁ドンする！っていうのはいかがでしょうか！宜しくお願いしますm(。_。)mﾍﾟｺﾘあと、シリウスさん好きです！(*´∀`)♪これからも頑張って下さい！w (2019年12月14日 21時) (レス) id: 848a1b8bc4 (このIDを非表示/違反報告)
リディー - シリウスさん» わぁーーーい！仲間だぁ！一緒に沼にハマりましょうぜ！イェーイ(=´∀｀)ノ (2019年12月13日 21時) (レス) id: 18f9de17d4 (このIDを非表示/違反報告)
あおいやつ - いっぱい告白していた…だと…！？む、無意識だぁ？！それくらい好きだということでうふ♪(こいつやべぇ)(やばいうほのまちがいかも)(私がやっても変態なだけだわ）はい！！！気長に待たせていただきますうへっw (2019年12月12日 1時) (レス) id: 30cae983c6 (このIDを非表示/違反報告)
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