拾 ページ42
noside
ついさっきまで自分達のいた廃ビルは、瓦礫の山へと姿を変えた。
ロボロを背負ったひとらん、人間の姿に戻ったゾムを背に乗せたオスマン。
その横に立っていたショッピは、強い妖気を感じて顔を上げる。
ｼｮ「お疲れさまでした」
シ「そっちも無事だったみたいやな！」
ふわりと着地する人間の姿に戻ったシャオロン。
その腕の中では、Aがスヤスヤと寝息をたてていた。
ひ「Aちゃんは？」
シ「体力が持たなかったんやろ。ビルが崩れるのを見届けた後、すぐに寝てもうたわ」
ひ「そっか。……まぁ、これだけの力を使えばね」
ひとらんは瓦礫を横目に、苦笑いを浮かべた。
オ「この人狼達はどうするん？二人も消耗が激しくて、しばらくはこのまま目を覚まさんと思うけど」
シ「そこはAがしっかり伝言を残しとる。オスマンとひとらん、悪いけど二人を黄魄神社まで運ぶの手伝ってくれへん？」
ひ「それは別に構わないけど……いいの？」
シ「俺の巫女の頼みや。断れるわけないやん」
腕の中で眠るAを見て、シャオロンはクスリと笑った。
その様子を見て、ひとらんとオスマンも小さく笑みを浮かべる。
ｼｮ「……」
シ「どうかしたん？」
ｼｮ「……いや、どうしてAさんが【劣等生】なんて呼ばれとるんやろって。聞いていたのとだいぶ違っていていたので」
シ「おぉん？Aをバカにするんか？」
ｼｮ「そうじゃなくて。Aさん、普通に神社の外でも影を倒せたじゃないですか」
シ「そういえば……」
「全く、アンタって人はホンマに……」
「そういうお前だって、止める気はなかっただろ。
＿＿前世の借りは返したゾ、A」
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シリウス(プロフ) - フェノさん» コメントありがとうございます！そう言っていただける作品を書ききることができ、嬉しいです！ここまで本当にありがとうございました！ (2019年10月12日 17時) (
レス) id: 6232b3f710 (このIDを非表示/違反報告)
フェノ(プロフ) - 完結おめでとうございます！そしてお疲れ様でした！とても面白くて、毎回の更新が待ち遠しくなるほど大好きでした！！番外編も、無理しない程度にがんばってください！！これからも応援してます！ (2019年10月9日 22時) (レス) id: dddb82ec89 (このIDを非表示/違反報告)
シリウス(プロフ) - 鈴蓮さん» コメントありがとうございます！ここまで本当にありがとうございました……！！ (2019年10月9日 16時) (レス) id: 6232b3f710 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蓮(プロフ) - 完結おめでとうございます……！ (2019年10月9日 7時) (レス) id: 4a95fce3d1 (このIDを非表示/違反報告)
シリウス(プロフ) - 千12さん» プロ結果！！((殴 すみません調子乗りました← コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2019年9月28日 17時) (レス) id: 6232b3f710 (このIDを非表示/違反報告)
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