Feel the bomb yum/2 ページ31
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「Aやっぱりロング似合うねぇ！」
「かわいい〜！！写真撮らなくちゃ」
今回Happyでカムバックした宇宙少女のメンバーたちがわらわらとAを取り囲む。CD片手に他のアーティストの楽屋に挨拶をして回るのはカムバックの恒例行事だけれど、宇宙少女のメンバー…とくにEXYさんとAは高校の同期だったこともあって仲が良いらしいというのは同じ高校に通っていたテヨンの情報である。
宇宙少女のメンバーたちと10分ほど話し込むAを困惑したような表情で見つめつつもなかなか別れを切り出せないテヨンを見かねてかヘチャンイがAの手を引いて「そろそろ次行かなきゃ」と言うと名残惜しそうに別れのハグを交わしていた。
「…Aもさ」
「うん？」
「ああいう衣装着たかったりしたん」
宇宙少女のメンバーたちが着ていたチアリーダー衣装。別のアーティストの方の楽屋に向かう途中にメンバーの後を追いながら、ずっと気になっていた疑問をそっと尋ねてみると「否定はできないかも」と苦笑いが返ってくる。
「でも私、悠太くんとデビューできて良かったよ」
「…そ」
「照れてる？」
「照れてへん」
無言で歩くスピードを早めるとちょっと待って、と楽しげな声が俺の背中を追い掛ける。動きに合わせてフワフワと揺れるAの長い髪は久しぶりだった。
「いまが勝負だから、このステージは絶対絶対成功しなきゃいけない気がするの」
「なんで」と短く問うとAは前を向いて答える。
「いま、幸運なことに私に注目が集まってて、それがどう転ぶかわかんないじゃん。いい方に傾くかもしれないし、悪い方に傾くかもしれない。わたし、たぶんいま分岐路に立たされてる気がする。NCTというグループに私が必要か、必要じゃないか、みたいなさ」
曰く、デビュー前からAに集まっていたヘイトが揺れている。この存在をどう裁くか、大衆は考えている。“女性であること”を前面に押し出した今がきっと正念場なのだと。
「ここで失敗したら間違いなく私はNCTにとってただの異分子で、足枷にしかならない。だから絶対認めさせたい。私はこのグループのメンバーだって堂々と言える資格が欲しい」
そんな資格なんてなくても、俺とお前はずっと一緒に練習してきた戦友でメンバーやんか、という言葉が喉元までのぼってきたのをぐっと押し留めた。多分、今のこいつに必要な言葉はコレじゃない。代わりにその背中を叩くと「イッタ！」と叫ぶA。蹴りで応酬しようとするAを躱しながら、先を行くメンバー達を追った。
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まちゅ(プロフ) - むいさん» 続編ではジェヒョンにフォーカスできたらいいなあと準備しております😌❤︎続編でも何卒よろしくお願いいたします！ (2022年10月2日 13時) (
レス) id: 2b97907ab3 (このIDを非表示/違反報告)
まちゅ(プロフ) - ちょんぽむさん» わー！ちょんぽむさんありがとうございます♡夢っ子完結おめでとうございます長編お疲れ様でした…！こちらこそこれからも楽しみにしております💞 (2022年10月2日 13時) (レス) id: 2b97907ab3 (このIDを非表示/違反報告)
むい(プロフ) - 素敵なお話ありがとうございました！続編も楽しみです♡やめろって言われるともっとやりたくなることってありますよね！ね！ジェヒョン？ (2022年10月2日 0時) (レス) @page47 id: bdb62eeb43 (このIDを非表示/違反報告)
ちょんぽむ(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです…😭私も紅一点もの書いたりしてるのですが、絶対出ないであろう裏設定細かく作っちゃうのすごく共感しちゃいました😂これからも楽しみにしてます💚 (2022年10月1日 22時) (レス) id: d126820032 (このIDを非表示/違反報告)
xuani - まちゅさん» そうなんですね！まちゅ様が意図的になさっていたのに、なんだかお節介妬いてしまって申し訳ないです汗 丁寧なご説明ありがとうございます！これからもお話楽しみにしてます！ (2022年9月11日 9時) (レス) id: 7a071c7ca2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まちゅ | 作成日時：2021年1月2日 5時
