在りし日のサムギョプサル/1 ページ3
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チョンロとのコンテンツ撮影を終え、椅子に拘束されてガチガチに固まってしまっていた身体を伸ばしながら社内のカフェに足を運ぶとよく知る人物がカウンター前に立っていた。
帽子をして隠れていても、溢れ出るオーラは隠しきれない。これは僕の個人的な見解に過ぎないが、このヒョンは19人ものメンバーが在籍している僕たちのグループで一番イケメンだと思うし、このヌナはこの事務所でも三本の指に入るほど綺麗なヌナだと思う。
「絶対ひとつやろ」
「足はふたつじゃん、足の根元にあるんだからお尻だってふたつでしょ」
「ハア？意味わからん絶対ひとつや。桃もふたつじゃなくてひとつやん」
非現実的に整った顔立ちの二人がなにやら真剣な表情で母国語である日本語を話し込んでいるのは、何かのアニメのワンシーンを観ているみたいだ。
いつになく真面目な顔をしているので声をかけるべきか躊躇していると、隣にいたチョンロは「ヌナ、ヒョーン！」と既に駆け出してしまっていた。チョンロによく遠慮しすぎだと言われるけれど、チョンロの遠慮のなさも問題だと僕は思う。
「わあ、チョンロ、チソンア。会社来てたの？」
腰のあたりに巻きついたチョンロに柔らかく目をとろけさせたヌナが優しい声で問い掛ける。「そう、コンテンツ撮影！」と元気よく答えたチョンロに、ヌナとヒョンは愛おしげに「そうなんだね」と微笑む。
「あの、邪魔してすみません」
「んはは、かわいいなあ、気にしやんでいいのに」
「今から悠太くんとご飯行くんだけど二人この後なにかある？ヌナが奢ってあげる」
「えっ、いいの！行く！」「あ、ありがとうございます……！」
「ゴチになりまーす」
「アンタは自分で払って」
そう言ってヌナはヒョンの肩に平手打ちを食らわせる。イッテ！と叫んだヒョンの肩からは小気味の良い音がした。このヌナは弟たちには聖母のように優しく甘やかすのに、ユウタヒョンには割と容赦がない。
テヨンイヒョンといるときのヌナともジャニヒョンといるときのヌナとも違う。いつも大人っぽいヌナが綺麗な顔をくしゃくしゃにして笑う相手がユウタヒョンだった。SMでたったふたりの日本人同士、通じるものがあるのかもしれない。
「チソンア、チョンロヤ、何が食べたい？」
「韓牛」
「悠太くん本当に黙ってて」
本日二度目の「イッテ！」がカフェ中に響き渡った瞬間であった。
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まちゅ(プロフ) - むいさん» 続編ではジェヒョンにフォーカスできたらいいなあと準備しております😌❤︎続編でも何卒よろしくお願いいたします！ (2022年10月2日 13時) (
レス) id: 2b97907ab3 (このIDを非表示/違反報告)
まちゅ(プロフ) - ちょんぽむさん» わー！ちょんぽむさんありがとうございます♡夢っ子完結おめでとうございます長編お疲れ様でした…！こちらこそこれからも楽しみにしております💞 (2022年10月2日 13時) (レス) id: 2b97907ab3 (このIDを非表示/違反報告)
むい(プロフ) - 素敵なお話ありがとうございました！続編も楽しみです♡やめろって言われるともっとやりたくなることってありますよね！ね！ジェヒョン？ (2022年10月2日 0時) (レス) @page47 id: bdb62eeb43 (このIDを非表示/違反報告)
ちょんぽむ(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです…😭私も紅一点もの書いたりしてるのですが、絶対出ないであろう裏設定細かく作っちゃうのすごく共感しちゃいました😂これからも楽しみにしてます💚 (2022年10月1日 22時) (レス) id: d126820032 (このIDを非表示/違反報告)
xuani - まちゅさん» そうなんですね！まちゅ様が意図的になさっていたのに、なんだかお節介妬いてしまって申し訳ないです汗 丁寧なご説明ありがとうございます！これからもお話楽しみにしてます！ (2022年9月11日 9時) (レス) id: 7a071c7ca2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まちゅ | 作成日時：2021年1月2日 5時
